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ノウハウ

【遊びや仕事に】3種類あるドローン、あなたはどれを使う?

 

ラジコン感覚で手軽に利用できるものから、本格的な空撮なども楽しめるドローン。趣味の用途としてだけでなく、最近ではさまざまな仕事に活用できるものも増えてきました。

しかし、ECサイトなどでドローンを調べても、種類がありすぎて違いが分からないといった方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、ドローンの種類を紹介するとともに、形状や操縦方法の違い、購入する際のポイントなども詳しく紹介します。

ドローンは主に3つの種類が存在

ドローンの3種類

一口にドローンといっても、用途や機体のサイズによってさまざまな種類があります。ドローンの分類方法にはいくつかのパターンがありますが、今回は代表的な3つの種類を紹介しましょう。

トイドローン

「トイ(Toy)」とは玩具のことを意味する言葉であり、趣味や遊び感覚で手軽に楽しめるのがトイドローンです。ドローンの機体重量が200gを超えると国土交通省への登録が必要であることから、トイドローンの多くは200g以下のものが主流でした。

しかし、2022年6月からは機体登録の条件が100g以上のドローンへと変更されます。そのため、今後のトイドローンは100g以下のものが主流になっていくと考えられるでしょう。

◆ドローンの100g規制とは何か?登録が必要となる条件と登録手順も解説

空撮用ドローン

空撮用ドローンとはその名の通り、カメラを搭載し空撮映像や空撮画像を撮影できるタイプのドローンです。高性能なカメラを搭載した空撮用ドローンは、それなりに重量もあることから、国土交通省への登録手続きが求められます。

また、空港周辺や人口集中地区、高度150m以上の空域など、空撮をする場所によっては国土交通大臣の許可を得る必要もあるため注意が必要です。

産業用ドローン

産業用ドローンとは、建築・土木の点検作業や農薬散布など、さまざまな産業分野に対応したドローンのことを指します。点検作業には高精度のカメラやネットワーク機器が、農薬散布には重量物の飛行に耐えられる高性能のドローンが求められ、費用も高額になりがちです。

国土交通省では、2022年度中を目処にレベル4の飛行(有人地帯での目視外飛行)を実現する予定ですが、これによって産業用ドローンの用途はさらに拡大していくと考えられます。

◆ドローンを使った仕事にはどんなものがある?操縦士として理解しておくべき法律も紹介

形状は主に2タイプ

上記で紹介した3つの種類はドローンの用途に応じて分類したものですが、ドローンの形状によっても2つのタイプに分類することができます。

マルチコプター

マルチコプターとは、ヘリコプターのように回転翼(プロペラ)が搭載されたドローンです。本体に3つ以上のプロペラが搭載された機体を目にすることが多いと思いますが、まさにこれがマルチコプターとよばれるタイプです。ドローンのなかでももっともベーシックなタイプといえるでしょう。

マルチコプターの特徴は、ヘリコプターと同様に離着陸時に長い滑走路が必要なく、わずかなスペースがあれば離着陸ができる点にあります。なお、マルチコプターのプロペラの数が多ければ多いほど風の影響を受けにくく安定した飛行が可能ですが、価格も高額になります。

固定翼機

固定翼機とは、プロペラが付いていないタイプのドローンです。一般的な飛行機のミニチュア版といった見た目が特徴的で、固定翼機のドローンに比べると飛行速度や飛行時間、積載重量、機体そのものの安定性などにおいてメリットがあります。

しかし、マルチコプターに比べると高価なほか、飛行機と同様に離着陸用の滑走路が必要であることから、日本ではあまり普及していないのが実情です。

操縦方法は2通り

ドローンは操縦方法によっても2つの種類に分けることができます。主な操縦方法としては「ラジコン型」と「自律飛行型」が存在しますが、それぞれの違いを見ていきましょう。

ラジコン型

ラジコン型とは、操縦者がコントローラーをもって手動で操縦するタイプのドローンです。ただし、ラジコン型といっても従来のようなヘリコプターのラジコンとは異なり、ドローンの本体に制御センサーが取り付けられているため操作は容易で、初心者でも比較的簡単に飛ばすことができます。

ラジコン型のドローンは目視できる範囲内を飛行させることが前提となっており、スマートフォンやタブレット端末などに表示される飛行映像のみで操作することは危険です。自律飛行型のドローンに比べて比較的単純な仕組みであることから、ラジコン型のドローンは安価であることもメリットといえるでしょう。

自律飛行型

自律飛行型のドローンは、目的地を設定することで障害物を避けながら飛行を続けるドローンです。GPSによって位置情報を取得するタイプが一般的ですが、3D地図をもとに自律飛行を実現するドローンも研究されています。

ラジコン型に比べると高価でプログラミングの知識なども要求されますが、飛行範囲が広くさまざまな用途に活用できることから、主に産業用のドローンとして注目されています。

ドローンを選ぶうえでのポイント

ネット通販などでも手軽に購入できるようになったドローンですが、あまりにも種類が多すぎてどれを選べば良いか分からないと悩んでいる方も多いでしょう。用途に合ったドローンを選ぶためには、どのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。

飛行時間

ドローンの型式やサイズによっても搭載されているモーターやバッテリー容量は異なり、それに応じて飛行時間も大きく変わってきます。小型のものが多いトイドローンの場合、飛行時間は10分程度のものが主流です。空撮などに使用される本格的なドローンの場合は、飛行時間は30〜40分程度が相場となっています。

カメラ

空撮の用途として使用する場合には、カメラの性能にもこだわったほうが良いでしょう。最近では安価なトイドローンでも4K画像を撮影できるものも登場していますが、画素数だけでなくズーム機能の有無や動画撮影に対応しているかなども比較しながら選びましょう。

機体のサイズ

冒頭でも紹介しましたが、2022年6月からは機体登録の条件が100g以上のドローンへと変更されます。しかし、屋外で使用することを考えると、ある程度の重量があったほうが風による影響も受けにくく、安定した飛行が実現できます。

また、一般的に機体サイズが小さいドローンほど飛行時間が短い傾向があることも事実。そのため、用途に応じて最適なサイズのドローンを選ぶことが重要です。

ドローンに搭載されているさまざまな機能

ドローン 機能

本来、ドローンのような小型の航空機を安定的に飛行させるためには、操縦者に高度な技術が必要です。しかし、初心者でも比較的簡単にドローンが操縦できるのは、ドローン本体にさまざまな機能が搭載されているためです。

GPS機能

スマートフォンやカーナビなどにも搭載されているGPSは、ドローンが位置情報を取得するために不可欠な機能です。GPSの信号を正常に受信できていれば、風が吹いてもドローンが流されることなくその場にとどまることができます。

しかし、山間部や高層ビルの間、建物の中などではGPSの信号が届きにくく、正常に動作しないケースもあります。

ジャイロ機能

ドローンにはさまざまな制御センサーが搭載されていると紹介しました。ジャイロ機能もそのひとつで、ドローンの機体が傾いた際にそれを検知し、水平に保つ役割を果たします。

かつてのヘリコプター型のラジコンにはジャイロ機能が搭載されていないものが多く、手動でバランスを保つ必要があったため安定的に飛行させるためには高度な技術が必要でした。しかし、ドローンにはジャイロ機能が搭載されているため、特別な訓練や練習をしなくても簡単に飛行させることができるのです。

ホバリング機能

ホバリングとは、ある一定の場所(空中)で静止することを指します。ドローンを飛行させるうえで基本的な機能のひとつであり、難しい操作をしなくてもドローンがその場でホバリングできるようプログラミングされています。

障害物検知機能

ドローンを飛行させる際、飛行ルート上に建物や電柱、動物などがいると衝突する危険があります。障害物センサーが搭載されたドローンは、このような障害物を検知した際に衝突しないよう、自動的に回避する機能があります。

自動追尾

自動追尾とは、対象物をセットした場合に手動で操縦しなくてもドローンが自動的に追尾しながら撮影してくれる機能です。たとえば、自転車レースやマラソンの中継など、さまざまな場面で活躍するはずです。

ドローン飛行について知っておきたいこと

これからドローンを購入し、趣味や仕事で飛行させたいと考えている場合、あらかじめ把握しておかなければならないポイントがあります。特に重要な3つのポイントを紹介しましょう。

2022年度の12月から国家資格が導入される

ドローンを飛行させるためには、自動車のように特別な免許や資格などが必須というわけではありません。しかし、ドローンが墜落し人や建物、車などに危害を及ぼすことがないよう、国土交通省では一定のルールを定めています。

現在、人口集中地区の上空をドローンによる目視外飛行を行うことはできませんが、2022年12月から導入が予定されている国家資格(一等資格)を取得することで可能になります。

◆ドローンの免許制度が始まるとどんな影響がある?気になる今後のスケジュールも解説

◆ドローンの免許制(国家資格)はいつから開始?資格制度の詳細を解説

航空法

ドローンの墜落によって危害を及ぼす危険を軽減するために、航空法では一定の空域および一定の飛行方法について制約を設けています。

一定の空域

  • 空港周辺
  • 高度150m以上の空域
  • 人校密集地域の上空

一定の飛行方法

  • 夜間飛行
  • 目視外飛行 など

上記に該当する場合には、あらかじめ国土交通大臣からの許可を得ておく必要があります。なお、2022年12月から導入される国家資格(二等資格)を取得することで、許可手続きの緩和がされる予定です。

ドローンスクールで民間資格の取得も可能

ドローンに関する法律的な知識や飛行技術を身につけるためには、独学だけでなくドローンスクールに通う方法もおすすめです。ドローンスクールの多くは専用の施設があり、専門のトレーナーから効率的に飛行技術を学ぶことができます。

また、民間の資格取得に向けたカリキュラムもあるため、ドローンを仕事にしようと考えている方にとっては大きな武器になることでしょう。

◆ドローンスクールの料金っていくら?スクールを選ぶうえでのポイントも解説!

◆ドローン資格はどれがおすすめ?初心者に最適な民間資格を紹介

まとめ

一口にドローンといっても用途や形状、操縦方法などに応じてさまざまなタイプがあることが分かりました。何を目的にドローンを使用したいのかによっても最適な機体は異なるため、今回紹介した内容を参考に最適な1台を見つけてみてはいかがでしょうか。

なお、ドローンスクール千葉幕張では、トイドローンから空撮、産業用ドローンまで幅広い種類と最新ドローンを取り揃えています。

また、無料の説明会も毎日開催し、ドローンの法律や条令、それぞれのドローン機体の特徴についても説明しています。

もしドローンにご興味があれば、ぜひ一度ドローンスクール千葉幕張にお立ち寄りください。

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