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ノウハウ

1,000名超を指導した教官が教える|ドローン二等 実技合格の7つのコツ

 
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この記事を書いた人

ドローンスクール千葉幕張 チーフインストラクター

ドローン歴11年。趣味から始め、空撮・点検・レースへと活動の幅を広げ、現在はドローンスクール千葉幕張のチーフインストラクターとして3年以上指導にあたる。10代〜80代まで累計1,000名以上の受講生を指導し、修了審査も数多く立ち会ってきた。現在も自作ドローンを製作・飛行させるほど、ドローン一筋の人生を送っている。

「ちゃんと練習したのに不合格」が起きる理由

「スクールでしっかり練習したのに、なぜか本番で失敗してしまった」

ドローン二等資格の修了審査(実技試験)では、こんな声を毎年たくさん聞きます。

原因はひとつではありません。操縦技術だけでなく、視力・機体の特性・試験会場の環境・筆記対策など、合否を分けるポイントは試験当日の「飛ばす腕前」以外にも数多く存在します。

私はこれまでドローンスクール千葉幕張で1,000名以上の受講生を指導し、試験合格率の推移を間近で見てきました。その経験から断言できます。正しい知識と準備があれば、ドローン二等資格の実技試験は決して難しくありません。

この記事では、通常は講習内でしか話していない合格のコツを7つ、余すことなく公開します。
これから国家資格を受けようとする方や試験を迎える方は是非最後までご覧ください。

まず知っておきたい:実技試験(修了審査)の全体像

実技試験は「操縦するだけ」だと思っていませんか? 実は全部で6つの審査項目があります。

順番 審査項目
1 机上審査
2 作動前点検
3 実技飛行
4 飛行後点検
5 飛行日誌の記入
6 口述審査

採点は100点満点の減点方式で、二等資格は70点以上で合格です。

操縦(実技飛行)でノーミスでも、点検手順を忘れた・口述で詰まった・飛行日誌を書き間違えた——こうした積み重ねだけで不合格になります。「操縦さえできれば大丈夫」という思い込みが、最も危険な落とし穴です。

① 実技は「ゆっくり」が最強の戦略

実技試験には制限時間がありますが、実際には大半の受験者が制限時間の半分も使わずに終わっています。急ぐ必要はほぼありません。

試験官から指示が出ると「すぐ動かなきゃ」という焦りが生まれますが、これが一番の敵です。焦って起こした操作ミスは即減点につながります。

✅ ポイント:動き出す前に深呼吸し、奥行き・機体の方向を慎重に確認し移動している時に操作する指を確認してから動かす。これを意識することで操作ミスが圧倒的に減ります

ただし注意点がひとつ。前進など機体が動いている最中に止まると減点になります。「動いている間は止めない」ために、動き出す前にしっかり準備する。この逆説的な習慣が合格への近道です。

スクエア飛行での「方向ミス」を防ぐ方法

スクエア飛行のC→D・D→E区間など、向きが変わるタイミングでの軌道修正は多くの受験者がパニックになる場面です。前進しながら瞬時に旋回方向を判断するのは、慣れていないと本当に難しいです。

対策は「動き出す前に頭の中でシミュレーションしておくこと」です。各地点から動き出す前に、「外にずれたら左旋回、内側にずれたら右旋回」と頭の中でイメージしてから動く。事前に答えを用意しておけば、実際にずれてもパニックにならずに済みます。

② 視力の準備を絶対に舐めてはいけない

これは見落とされがちですが、合否に直結する重大なポイントです。

スクエア飛行では、遠くにある機体の向きと奥行きを正確に把握し続けなければなりません。視力が不十分だと「機体がどこを向いているかわからない」「減点エリアに入っているのに気づかない」という事態が起きます。

指導してきた中で、こんなケースがありました。

  • 普段眼鏡をかけているのに、試験中は裸眼の方が見えやすかった
  • 眼鏡の度数が合っておらず、手元は見えるが遠くがぼやけていた
  • 老眼で手元の操縦画面が見えにくく、コンタクトに変えたら操縦しやすくなった

試験会場では眼鏡の着け外しは自由です。「裸眼・眼鏡・コンタクト・老眼鏡、どれが一番見えやすいか」を練習中に必ず確認しておいてください。

③ 奥行き感は「慣れ」でしか鍛えられない。だからこそ早めに練習を

「奥行きってどこを目安に見るんですか?」は、講習中に最も多く聞かれる質問です。

正直に言います。答えは”慣れ”です。

私自身も「なんとなく手前かな」「もう少し奥かな」という感覚で判断しています。ただ、その”なんとなく”の精度は、経験を積むほど驚くほど高まっていきます。

日常生活でも鍛えられます。クレーンゲーム・球技・工事現場の玉掛け作業など、距離感を意識する場面が多い人ほど、初回の講習でも奥行き感が備わっていることが多いです。

自宅にドローンがある方は、室内でホバリングさせながら奥行き感を鍛えられます。ドローンスクール千葉幕張ではコートの無料レンタルも行っているので、機体のカメラを下向きにして距離感を確認する練習にぜひ活用してください。

💡 重要:減点エリアを超えてから修正しても手遅れです。「少しでもずれているかも」と感じた瞬間に即修正する習慣を練習中から身につけましょう。

④ トイドローンは「最強の練習器具」である

「おもちゃのドローンで練習しても意味ある?」と思う方が多いのですが、これが本当に効果的です。

理由はシンプル。トイドローンは高性能なセンサーを持たないため、常に不安定だからです。無風状態でもジャイロのわずかなズレや気流でふらつき、少し風が吹けばすぐに流されます。

つまり国家資格の試験で使う機体より難しいのです。このトイドローンを自在に動かせるようになれば、試験機体はずっと安定していて飛ばしやすく感じます。

資格取得後も、操縦スキルの維持に定期的に飛ばすことをおすすめします。

💬 「トイドローンが全然うまく飛ばせなくて絶望した」という方へ
ご安心ください。国家資格で使う機体はGPS・高性能センサーにより、風が吹いても流されにくく、はるかに安定しています。操縦感覚の違いを体感したい方は、スクールの無料体験会をぜひ活用してみてください。

⑤ 「操縦だけうまければ合格できる」は最大の誤解

修了審査は実技飛行だけではありません。机上審査・作動前点検・飛行後点検・飛行日誌の記入・口述審査——これらすべてが減点対象です。実技飛行でノーミスでも、他の項目でミスが積み重なれば70点を割って不合格になります。

試験前に特に意識して復習すべき項目はこちらです。

  • 机上審査の対策(航空法やドローンの特徴について学習)
  • 作動前・飛行後点検の手順(順番・確認箇所を正確に)
  • 飛行日誌の記入方法(記入漏れ・誤記入に注意)
  • 口述審査の想定問答(「事故の定義は?」「事故発生時にどう対処する?」など)

試験まで時間がある方は、飛ばす練習と同じくらいの時間をこれらの復習に充てることを強くおすすめします。

⑥ 試験で使う「機体」によって難易度は天と地ほど違う

国家資格の試験でよく使われる機体は主にPhantom・EVO・MAVIC 4 PROの3種類です。同じ試験内容でも、機体によって難易度が大きく変わります。

🚁 Phantom

8の字飛行の水平旋回中、慣性によってドリフト(外側に膨らむ現象)が起きやすい。ロール操作で常に修正し続ける必要があるため、初心者には扱いにくい機体です。

🚁 EVO

デフォルトの操作感が機敏すぎるため、スティックのわずかな動きが大きく反映されます。さらにATTIモード(異常事態飛行)での安定性が低く、無風状態でも流されやすい。機体ごとの個体差も大きく、「どのEVOに当たるか」によっても難易度が変わります。また目視外飛行では映像遅延が大きく、実際の機体位置より「先読み」しながら操作する技術が求められます。

🚁 MAVIC 4 PRO(最も合格しやすい)

上の2機種の欠点がほぼ解消されています。操作が滑らかで8の字飛行もきれいに描けます。映像遅延も少なく目視外飛行も安心。機体が大きいため遠くからでも向きや奥行きを確認しやすい点も大きなメリットです。

ドローンスクール千葉幕張ではMAVIC 4 PROを使用して2か月ほど経ちますが、合格率も大きく向上しました。恐らく今では90%近い合格率になっています。

⚠️ 注意:スクールに申し込む前に「試験で使用する機体が何か」を必ず確認してください。またドローンスクール千葉幕張の無料体験会では実際にMAVIC 4 PROを飛ばすこともできます。

⑦ 試験会場は「屋内」を選ぶと合格率が劇的に変わる【実データ公開】

これが最も重要なポイントかもしれません。ここだけは、私が実際に見てきたデータでお伝えします。

ドローンスクール千葉幕張では、制度開始当初は屋外で修了審査を行っていましたが、その後、試験会場を屋内に切り替えました。その結果、合格率は次のように段階的に伸びていきました。

ドローンスクール千葉幕張 合格率の推移

屋外
(2023年頃)

27%

屋内へ移行
(2023年10月頃)

45%

屋内
(現在)

85%

※ 他スクール(屋外)の合格率は41%前後との情報あり

同じカリキュラム・同じ指導内容のまま、試験会場を屋外から屋内へ切り替えただけで、合格率は27%から45%へ、そして現在では85%まで段階的に伸びました。会場環境を整えることが、いかに合否に影響するかがわかる数字です。

なぜここまで差が出るのか

理由① ATTIモード(異常事態飛行)の難易度が激変する

ATTIモードでは機体の自動姿勢制御がオフになり、まるで氷の上を滑るように機体が常に動き続けます。わずか風速1m程度の風でも大きく流され、修正しきれずに減点エリアを超えてしまいます。屋内(無風)なら、この項目の難易度が大幅に下がります。

理由② 天候次第で試験が中止・難易度が激変する

屋外の場合、雨天や風速5m以上で試験が中止になります。せっかく準備して試験日を迎えても、当日の天気次第で開催されません。仮に開催されても、風速3m以上になると合格率は大幅に低下します。屋内であれば天候に関係なく、常に安定したコンディションで試験に臨めます。



よくある質問(FAQ)

Q. 実技試験の制限時間はどのくらいですか?

試験項目によって異なりますが、実際には制限時間の半分程度で終わる受験者がほとんどです。急がず自分のペースで進めることが大切です。

Q. ATTIモードとは何ですか?

GPS・気圧センサーなどによる自動姿勢制御がオフになった状態のことです。機体が自力でホバリングを維持できなくなるため、パイロットが手動で常に操作し続ける必要があります。二等資格の試験では「異常事態における飛行」としてこのモードでの操縦が審査されます。

Q. 試験で使う機体は事前に練習できますか?

スクールによって異なります。試験で使用する機体と同じ機体で練習できるスクールを選ぶと、本番での違和感が少なくなります。申し込み前にスクールに確認することをおすすめします。

Q. 合格点は何点ですか?

二等資格は100点満点の減点方式で、70点以上が合格です。

Q. 眼鏡をかけたまま試験を受けてもいいですか?

はい、問題ありません。眼鏡の着け外しも試験中に自由にできます。ただし「自分が最も見えやすい状態」を練習中に確認しておくことが重要です。

Q. 試験当日に緊張してしまいそうです。対策はありますか?

最も効果的な対策は「動き出す前に必ず深呼吸する」習慣を練習中から身につけることです。また、各移動の前に「ずれたらどう修正するか」を頭の中で指の動きをシミュレーションしてから動くと、パニックを最小限に抑えられます。

Q. 独学でトイドローンだけ練習して試験に臨めますか?

操縦技術の練習にはなりますが、机上審査・点検手順・口述審査・飛行日誌の記入など、スクールで学ぶ必要がある項目が多くあります。試験合格を目指すなら、認定スクールでの受講を強くおすすめします。



まとめ:合格のコツ7選

# ポイント ひと言まとめ
焦らずゆっくり動く 動く前に深呼吸・シミュレーション
視力の準備を万全に 最も見えやすい状態を練習中に確認
奥行き感は慣れで鍛える ずれた瞬間に即修正する習慣を
トイドローンで徹底練習 不安定な機体が操れれば本番は楽
筆記・点検・口述も対策 操縦だけでは70点は取れない
試験機体を事前に確認 MAVIC 4 PROが最も合格しやすい
屋内試験のスクールを選ぶ 屋外27% → 屋内45% → 現在85%(当スクール実績)

ドローンの国家資格は、正しい知識と適切な準備があれば確実に合格できる試験です。この記事でご紹介したポイントを頭に入れて、自信を持って試験当日を迎えてください。

ドローンスクール千葉幕張

累計1,000名以上の指導実績・屋内試験で合格率85%
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本記事の情報はドローンスクール千葉幕張チーフインストラクターの指導経験および審査立会い実績に基づいています。試験内容・合格基準は国土交通省の規定変更により変わる場合があります。最新情報は国土交通省の公式サイトをご確認ください。

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