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ドローン国家資格で使用される機体「EVOⅡPRO V3」と「Phantom 4 Pro」を紹介!
ドローン国家資格では、取得時に登録講習機関に通う場合、実技講習と実技試験(修了審査)を受けることになります。
実技講習・試験においては決められた機種のドローンを操縦することが多く、その中の1つに「EVOⅡPRO V3」が挙げられます。
これからドローン国家資格の取得を検討されている方にとって、関わりの深い機種になるでしょう。
そこで今回の記事では、ドローン国家資格の実技試験で使用される「EVOⅡPRO V3」を紹介します!
ドローン国家資格の実技試験で使用される機種
ドローン国家資格の実技試験で使用される機種は主に以下の2つと言われています。
・EVOⅡPRO V3
・DJI Phantom 4 Pro
では、それぞれの機種に関して簡単に紹介していきます。
EVOⅡPRO V3
重量 | 1191g |
サイズ | 397mm(対角寸法) |
最大速度 | 上昇:8 m/s
下降:4 m/s 水平:20 m/s |
飛行時間 | 最大40分 |
動作環境温度 | -10℃~40℃ |
GPS | 対応 |
ホバリング精度 | 垂直:±0.1 m
水平:±0.3 m |
ジンバル | 3軸 (ピッチ、ロール、ヨー) |
障害物検知 | 全方位 |
カメラ | 有効画素数:20MP
動画:6K |
公式サイト | EVOⅡPRO V3 |
EVOⅡPRO V3は、Autel Robotics社が提供している産業用ドローンで、優れたカメラ機能を搭載しているのが特徴です。
ソニー製のイメージセンサーを使用することで、高い解像度に加えて、よりリアルな色彩を表現できます。
夜景を鮮明に撮影する技術も搭載されているため、夜間の作業であってもクリアな視界で精度の高い業務が可能になるでしょう。
引用:https://drone.kmtech.jp/autel-evo2-pro-v3
DJI Phantom 4 Pro
重量 | 1375 g |
サイズ | 350 mm(対角寸法) |
最大速度 | 上昇:6 m/s
下降:4 m/s 水平:72 km/h |
飛行時間 | 最大30分 |
動作環境温度 | 0~40℃ |
GPS | 対応 |
ホバリング精度 | 垂直:±0.1 m
水平:±0.3 m |
ジンバル | 3軸 (ピッチ、ロール、ヨー) |
障害物検知 | 水平/垂直 |
カメラ | 有効画素数:20MP
動画:4K |
公式サイト | DJI Phantom 4 Pro |
DJI Phantom 4 Proは、世界最大手のドローンメーカー・DJIが提供しているプロ向けドローンです。
4K60fpsの高クオリティな撮影を実現しており、安定した飛行性能によって思い通りの空撮が可能になっています。
プロの映像制作者が満足できる機能的なクオリティの高さに加えて、パワフルな飛行性能が搭載されているのが特徴です。
引用:https://www.dji.com/jp/phantom-4-pro-v2
EVOⅡPRO V3とDJI Phantom 4 Proの比較
機種名 | EVOⅡPRO V3 | DJI Phantom 4 Pro |
重量 | 1191g | 1375 g |
サイズ | 397mm(対角寸法) | 350 mm(対角寸法) |
最大速度 | 上昇:8 m/s
下降:4 m/s 水平:20 m/s |
上昇:6 m/s
下降:4 m/s 水平:72 km/h |
飛行時間 | 最大40分 | 最大30分 |
動作環境温度 | -10℃~40℃ | 0~40℃ |
GPS | 対応 | 対応 |
ホバリング精度 | 垂直:±0.1 m
水平:±0.3 m |
垂直:±0.1 m
水平:±0.3 m |
ジンバル | 3軸 (ピッチ、ロール、ヨー) | 3軸 (ピッチ、ロール、ヨー) |
障害物検知 | 全方位 | 水平/垂直 |
カメラ | 有効画素数:20MP
動画:4K |
有効画素数:20MP
動画:4K |
EVOⅡPRO V3とDJI Phantom 4 Proのスペック比較は上記の通りです。
スペック上の比較としては、DJI Phantom 4 Proの方がより高速での移動が可能になっているため、パワフルでスピード感のある空撮が可能になっています。
EVOⅡPRO V3は、空撮よりも産業向けにデザインされているため、-10℃の過酷な環境でも使用ができる全天候型ドローンとなっているのも魅力です。
その上、高性能な障害物検知や最大40分の飛行時間など、産業向けドローンとしての使いやすさが備わっています。
EVOⅡPRO V3を提供するAutel Roboticsとは?
EVOⅡPRO V3は、2014年に中国で設立されたAutel Robotics社が製造しています。
主に産業向けドローンのEVOシリーズをラインナップしており、コンパクトながらもハイクオリティなカメラを搭載しています。
高度な障害物検知機能など安全性能にも優れているため、安全な業務の遂行にも貢献できます。
EVOⅡPRO V3の特徴
EVOⅡPRO V3の特徴は主に以下の4点です。
・ソニー製イメージセンサーを搭載した高スペックカメラ
・最大686億色を記録できる表現力
・最大16倍のデジタルズーム
・360°の障害物回避
どのような機種なのか詳しくみていきましょう。
ソニー製イメージセンサーを搭載した高スペックカメラ
ソニー製のCMOSイメージセンサーを搭載することで、最大6Kの動画撮影を実現しています。
ノイズを抑えたクリアかつ滑らかな映像を実現しており、f値2.8〜11、ISO値最大44000など、さまざまな表現を可能にするレンズも搭載しています。
幅広い設定が可能で、クリエイターの思うままの撮影ができる上に、Autel Roboticsのムーンライト アルゴリズム2.0 を搭載することで、夜間の撮影も完璧にこなせます。
最大686億色を記録できる表現力
画質の高さには特に優れており、12ビットのDNG写真が撮影できる上に、10ビットの64倍の演色性能を持つため、最大686億色の表現が可能です。
柔軟な色彩表現ができるため、肉眼で見たままの映像を実現できるでしょう。
最大16倍のデジタルズーム
EVOⅡPRO V3には、3倍のロスレスズームと16 倍のデジタルズームが搭載されてます。
高倍率のズーム機能が搭載されているため、安全な位置からでも、より鮮明な状況確認が可能です。
点検や捜索、測量、セキュリティなど、幅広い分野での活用に役立てられるでしょう。
360°の障害物回避
EVOⅡPRO V3には、12個の資格センサーを含む、19グループのセンサーが搭載されており、360°の障害物回避を実現しています。
メインカメラ、超音波、IMU、その他のセンサにより、3Dマップの作成も可能です。
EVOⅡPRO V3の利用用途
EVOⅡPRO V3の利用用途としては主に以下の5つが挙げられます。
・捜索救助
・消防支援
・外壁点検
・土地測量
・セキュリティ
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
捜索救助
EVOⅡPRO V3は、夜間でもクリアな撮影ができる高度なカメラを搭載しています。
夜間に災害が発生した場合でも、被災者の捜索が可能なため、人命を救える可能性が高められます。
さらに、倍率の高いズーム機能もあるため、遠隔操作から被災者を見つける能力も非常に高いです。
また、EVOⅡPRO V3は離陸までたった45秒しかかからないため、災害発生から迅速に活動を開始できます。
消防支援
高度なカメラ性能を活かして、火災発生時の情報収集を行うことで、被害状況の特定や消火地点の把握などが可能になります。
消防隊が現場に駆けつける前に、迅速に稼働できるドローンが情報収集を行っておけば、より効率的な消火活動ができます。
さらに、消火地点へのルートを分析することで、消防隊の到着を早める効果も得られます。
外壁点検
EVOⅡPRO V3は、外壁の点検作業でも使用されます。
360°全方向に障害物検知機能を搭載しているため、建築物と衝突することなく、安全に作業を進められます。
高精細な撮影ができるカメラを搭載しているため、より正確な点検も可能になるでしょう。
土地測量
EVOⅡPRO V3には、メインカメラだけではなく、超音波やIMU、その他のセンサーが搭載されているため、取得したデータから3Dマップを作成することもできます。
正確な測量業務を可能にするため、作業をより効率的に進められ、生産性を高められるでしょう。
セキュリティ
高精細なレンズに加えて、高倍率なズーム機能を持つカメラは、セキュリティ業務においても役立ちます。
大規模イベントなどの警備業務で、上空から不審者がいないかどうかを監視する役目などを担うでしょう。
EVOⅡPRO V3に関するよくある質問
EVOⅡPRO V3に関するよくある質問をまとめました。
ここまでの内容で疑問が思い浮かんだ人は参考にしてみてください。
国家資格取得はスクールに通った方がいい?
登録講習機関に通わず国家資格を取得する場合、試験機関で直接学科・実技試験を受けなければなりません。
実技試験では「EVOⅡPRO V3」「DJI Phantom 4 Pro」といった機種が使用されることが多いのですが、普段から触っていないと基本的な操作すら難しく感じるかもしれません。
そのため、ぶっつけで初めて触る機種で実技試験を受けるよりは、登録講習機関(スクール)に通って実技試験をカットした方が取得しやすいでしょう。
また国家資格についてはこちらの記事で詳しく解説しているので気になる方はご覧ください。
ドローンの国家資格!内容や取得までの費用について詳しく紹介!
EVOⅡPRO V3はどこの国のドローン?
EVOⅡPRO V3は、Autel Roboticsという2014年に中国で設立されたメーカーが作っているドローンです。
本社はアメリカに置いており、2020年からEVOシリーズをラインナップしています。
主に産業向けのドローンを開発しており、ハイスペックなシリーズを展開中です。
EVOⅡPRO V3とDJI Phantom 4 Proどっちが操作しやすい?
EVOⅡPRO V3とDJI Phantom 4 Proで操作性を比べると大きな違いがあります。
EVOⅡPRO V3は入力した操作に対して的確に素早く動くのが特徴です。そしてDJI Phantom 4 Proは入力した操作に対して滑らかに動くのが特徴です。
国家資格の実技試験ではスクエア飛行や八の字飛行を実施するのですが、動いたり止まったりする操作が多いため、余計な動きが無いという意味ではEVOⅡPRO V3の方が操作しやすいと思います。
最近のドローンはほとんどがEVOⅡPRO V3のように的確に素早く動くため、資格取得後にドローンの購入する方にとっては操作感が近いため国家資格の段階で練習できるという意味でもオススメです。
またATTIモード(スティック操縦なしだと風に流されてしまうモード)ではDJI Phantom 4 Proは重量バランスが少し前に傾いているため離陸と同時に前に進みやすいのが特徴で、国家資格では不利に働いてしまいます。
トータルで見てもEVOⅡPRO V3の方が国家資格において操作しやすく合格しやすい機体だと言えるでしょう。
まとめ
ドローン国家資格の実技試験でも使用される「EVOⅡPRO V3」を紹介しました。
国家資格の実技試験で使用される機種はほぼ決まっているため、取得の際は登録講習機関に通って操縦に慣れておいた方がいいでしょう。
また登録講習機関であるドロンスクール千葉幕張ではEVOⅡPRO V3とDJI Phantom 4 Proの両方を扱っていますが、メインは合格しやすいEVOⅡPRO V3を使っています。
国家資格に挑戦するのであれば、より合格しやすい方が良いと思うのでドロンスの国家資格取得を検討されている方は是非ドローンスクール千葉幕張でご受講ください!
その他にもドローンスクール千葉幕張には国家資格を取得するうえでたくさんのポイントがあります。
詳しくは毎日開催している無料スクール体験会へお越しください!
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