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ドローン通信

なぜ必要?ドローンの操縦技術が必要な理由を解説

 


近年のドローンにはさまざまな機能が搭載されており、初心者の方でも操作方法を覚えれば簡単に飛行させられるものも多いです。

その代表的な機能の1つに「GPS」があります。GPSがあると自動ホバリングや自律飛行といったアシストが受けられるため、細かい調整がなくてもイメージ通りの飛行が可能になります。

しかし、これだけ初心者にとって易しくなったドローンとはいっても、しっかりとした操縦技術は確実に身につけておく必要があります。

今回は、ドローンの操縦技術が必要な理由について、GPS機能を中心に解説していきます。

ドローンに搭載されているGPS機能とは?

まず最初にドローンに搭載されているGPS機能について理解していきましょう。

GPSは「Global Positioning System(グローバル・ポジショニング・システム)」の略で、宇宙にある人工衛星から発信される信号を受信することで、地球上のどこにいるかという位置情報が確認できるシステムです。

スマホやパソコン、カーナビなどさまざまな端末に搭載されており、地図アプリなどのさまざまな位置情報サービスが使えるようになっています。

では、そんなGPS機能がドローンに搭載されることで何が可能になるのか詳しくみていきましょう。

GPS制御があれば細かい操作がなくても安定飛行が可能

ドローンにGPS機能が搭載されることで、機体の位置を常に把握しながら飛行できるため、その場に留まり続ける「自動ホバリング」が可能になります。

その他にも、周囲の環境によって飛行位置が変化する場合でも、安定した飛行を可能にする「自律飛行」ができます。

ホバリングなどは操縦技術がないと難しいのですが、GPS機能が搭載されたドローンであれば誰でも簡単に操作できます。

それでもドローンの操縦技術が必要な理由

ドローンにGPS制御が搭載されていれば操縦は比較的容易に出来ます。

それでも以下の3つの理由から操縦技術は必要です。

 ①GPSの受信が難しいと飛行制御ができない

 ②飛行中にGPSが切れることもある

 ③咄嗟の事態に対応するための操縦技術が必要

しっかりとした操縦技術を身につけていないとドローンの衝突や墜落といったリスクが生じてしまいます。

そのため、操縦技術が必要な理由をしっかりと理解しておきましょう。

GPSの受信が難しいと飛行制御ができない

ドローン自体がGPSの信号を受信することで位置情報を把握して、自動ホバリングや自律飛行による安定した飛行が可能になります。

しかし、GPSの受信が難しい場所ではこのような飛行制御ができないため、操縦の難易度が跳ね上がります。

GPSの信号は常に受信できるとは限らないため、GPSが使えないことを前提にした飛行方法を身につけなければなりません。

飛行中にGPSが切れることもある

あなたは、スマホ地図アプリ等で止まったり動かなくなったりした経験はありませんか?

ドローンも同じで、飛行場所によっては飛ばしている最中にGPS信号が途切れることがあります。

障害物が多い場所や山の中などを飛行させていると、受信環境が悪くなってGPSが途切れることがあります。

GPSの便利な機能を使いながら操縦していて、突然GPSが途切れると機体が一気に不安定な状態になります。

風の影響もモロに受け、機体の操縦もよりデリケートになるでしょう。

普段、補助輪有の自転車を乗っていて急に補助輪が無くなるとふらついたりしますよね?

ドローンも同様で、不足の時代に陥った時、事故などを起こさない為にもGPSなしで飛行させられるだけの操縦技術が必要です。

咄嗟の事態に対応するための操縦技術が必要

GPS信号が途切れるだけでなく、ドローンの飛行中にはさまざまなトラブルが生じます。

そのため、咄嗟の事態に対応できるだけの操縦技術は必須です。

 瞬間的な突風が吹いたとき

 鳥などに衝突してしまったとき

などなど空中では様々なトラブルが起こり得ます。

GPSの信号が途切れた瞬間の切り替え、飛来物が来たときなど冷静に操縦をする必要があるでしょう。

飛ばすだけなら簡単なドローンではありますが、安全に飛ばし続けるためにはさまざまなトラブルに対処できるだけの操縦技術が求められます。

 

GPSの受信が難しい場所

次に、GPSの受信が難しい場所について解説していきます。

どういった場所でドローンを飛行させるとGPSが途切れやすいのか理解しましょう。

下記に当てはまる場所でドローンを飛ばす場合は注意してください。

①山や渓谷

②雲が厚い日

③ビルの間

④建物の中

では、実際にそれぞれどのような点に注意が必要なのか詳しくみていきましょう。

 

山や渓谷

GPSは、宇宙にある人工衛星から発信された信号を受信するため、上空から見通しの悪い場所では受信が難しくなります。

山の中や渓谷など見通しの悪い場所や自然物が信号を遮るような場所で飛行させると、GPSが途切れやすくなってしまいます。

山の中でGPSがいきなり途切れると機体が流されて見失ってしまう可能性があるので注意してください。

 

雲が厚い日

GPS信号は上空から受信しているため、雲が厚い日は障害物となってGPSが途切れやすくなってしまいます。

晴れている日であれば心配する必要がありませんが、雲が厚い日にドローンを飛ばす場合は注意が必要です。

ドローンを飛ばす時には、飛行場所の天候についてもしっかりと確認しておいてください。

 

ビルの間

高層ビルが立ち並ぶ場所でドローンを飛行させると、建物が障害物となってGPS信号を遮断してしまう可能性があります。

ビルが立ち並ぶ人通りが多い場所では、GPSが途切れて墜落してしまうと事故のリスクが生じます。

万が一、頭部へ落下してしまったら大怪我に繋がる危険性があります。

建設現場での点検業務をドローンで行う際には、GPS信号の状況を細かく確認して飛行するようにしましょう。

 

建物の中

GPSの信号は建物の中まで届けることができないため、屋内でドローンを飛ばす場合はGPS機能は基本的に使えない可能性が高いです。

インフラ点検などで細かい場所をドローンで確認する場合には、こういった理由でGPSが途切れる可能性を考慮しなければなりません。

 

GPSが途切れると機体はどうなる?

ドローンの飛行中にGPSが途切れるとどうなるのか解説していきます。

主なポイントとしては以下の3点です。

 ①機体が移動したときの慣性の影響を受ける

 ②風などの影響をモロに受ける

 ③自動帰還・着陸も正しく動作しない

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

 

機体が移動したときの慣性の影響を受ける

ドローンのGPS機能は、機体の位置情報を正確に把握することで、その場に留まり続けたり、機体の挙動を安定させたりすることができます。

しかし、GPSが途切れて手動飛行に切り替わると、機体が移動した際の慣性の影響を全て受けてしまいます。

例えば、GPSが使えるときは右に1m移動した場合でも、機体が慣性の影響を調整した上でその場に留まることができますが、GPSが機能しないと右に1m移動した際の慣性でさらに右に流されてしまいます。

イメージ以上に機体が流されやすくなってしまうので、手動飛行を行いながら細かく調整しないと機体を安定させることができないでしょう。

 

風などの影響をモロに受ける

GPS機能によってその場で安定して留まり続ける自動ホバリングが利用できるのですが、GPSが途切れると風の影響によって機体が流されやすくなります。

風は目に見えないので機体の挙動を細かく観察しながらでないと対応するのは難しいでしょう。

また、地上で吹いている風とドローンが飛行する高度で吹いている風では、向きも強さも変わるので体感だけでは捉えきれないでしょう。

GPSが切れて風に煽られると衝突の危険性も高まるので、確かな操縦技術を身につけていないと危険を招いてしまいます。

 

自動帰還も正しく動作しない

自動帰還などの機能もGPSによって機体の位置を把握していることが前提になっているため、GPSが途切れると正しく動作しません。

飛行の途中でGPSが途切れた場合、手動操縦で着陸までをしなければならないため、一定の操縦技術は必要不可欠です。

GPSによって自動で飛行する機能は確かに便利ですが、常に使える状態にあるわけではないので、トラブルに対処できるだけのスキルを身につけましょう。

 

飛行中にGPSが途切れたときのための対策

ドローンの飛行中にGPSが途切れることは常に起こりうるため、事前の対策が重要になります。

そのため、以下のような対策を行った上でドローンを飛ばすようにしてください。

 

 ①GPSがない状態でも操縦できるようにする

 ②GPSが途切れる瞬間を認識できるようにする

 ③トイドローンであらゆる操縦方法を習得する

 ④ドローンスクールで操縦技術を身につける

 

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

 

GPSがない状態でも操縦できるようにする

GPS機能が搭載されたドローンであっても、GPS機能をオフにした状態で飛行させる練習をしましょう。

見通しの良い場所でない限り、飛行中にGPSが切れるという現象は起こりうるので、想定しておかなければなりません。

慣性や風の影響を受けながらでも安定した飛行ができるようなスキルを身につけておけば、飛行中にGPSが途切れても対処できるでしょう。

安全な場所で手動飛行の練習  安全な飛行を出来るようにする

まずは、この一連の流れで周囲の安全を確保し操縦技術を習得しましょう。

 

GPSが途切れる瞬間を認識できるようにする

GPSが途切れる瞬間について認識できるようにしましょう。

例えば、GPSの受信状況について機体のライトが点灯する色やパターン、スマホアプリ上の画面での確認方法など、GPS信号のON/OFFがどこで確認できるか把握してください。

その他にも、機体の挙動(いきなり不安定になったetc.)によって変化を感じ取ることもできるはずです。

 

トイドローンであらゆる操縦方法を習得する

GPSに頼らない手動操縦の練習をするなら、トイドローンを使うのがおすすめです。

いきなり高価なドローンで練習をすると衝突や墜落によって故障するリスクがあります。

気合を入れて高価なドローンを用意したけど、すぐ壊れたとあっては気持ち的にもお財布的にもダメージが大きいです。なかにはすぐやめてしまうきっかけになるかもしれません。

安価なトイドローンであれば墜落したとしてもダメージは少なく、失敗を繰り返しながらも操縦感覚を身につけられるでしょう。

なので、安価なトイドローンを使って、GPSに頼らない操縦スキルを身につけてみてください。

 

ドローンスクールで操縦技術を身につける

 趣味に使いたい方

 ドローン操縦者としてのキャリアを築きたい方

 さまざまな場所での空撮にチャレンジしたい方

そういった為にも土台である操作技術を、有資格者のいるドローンスクールで身につけましょう。

ドローンの操縦技術を身につけるのであればスクールに通うのが最も確実です。

プロのインストラクターによって正しい知識と技術を基礎から身につけられます。

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まとめ

ドローンの操縦技術が必要な理由について解説しました。

さまざまな機能が搭載されたドローンは確かに初心者でも簡単に操縦できます。しかし、飛行中に起こりうるさまざまなトラブルに対処するためには操縦技術が必要です。

安全な場所での練習を繰り返したり、ドローンスクールに通ったりするなどして、安全に飛行させるためのスキルを身につけてみてください。

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