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DJI Mavic 3 Classicが2022年11月2日に発売!Mavic 3/3 Cineとは何が違う?
DJIのフラッグシップ機でもあるMavicシリーズに新しいモデルがラインナップされました。
2022年11月2日に発売された「DJI Mavic 3 Classic」は、前モデルDJI Mavic 3の性能を踏襲しながらも、ユーザーにとってもう1つの選択肢となっています。
機能的にはほとんど変わらないのですが「望遠レンズが搭載されていない点」など、細かい違いがいくつかあるので、確実に抑えた上で自分に合う方を選んでみてください。
【DJI Mavic 3 Classicの特徴】
①Hasselblad設計の高性能カメラを搭載
②最大5.1Kの高解像動画の撮影が可能
③ナイトショットモードで低照度環境でもクリアな撮影ができる
④全方向障害物検知で安全な飛行を実現
⑤最大46分の長時間飛行に対応
⑥パワフルな伝送機能
【DJI Mavic 3 ClassicとDJI Mavic 3/3 Cineの違い】
①DJI Mavic 3/3 Cineには望遠カメラが搭載されている
②DJI Mavic 3 Cineは「Apple ProRes 422 HQ」による撮影が可能
③DJI Mavic 3 Cineには1TBの内部ストレージがある
④DJI Mavic 3 Classicは送信機のオプションが柔軟に選べる
今回は新発売のDJI Mavic 3 Classicについて「DJI Mavic 3/3 Cine」との違いも踏まえながら紹介して行きます。
DJI Mavic 3 Classicのスペックを解説
飛行機能 | |
離陸重量 | 895 g |
サイズ | プロペラなし:221×96.3×90.3 mm
プロペラあり:347.5×283×107.7 mm |
最大上昇速度 | 8 m/s |
最大下降速度 | 6 m/s |
最大飛行時間 | 46分 |
最大ホバリング時間 | 40分 |
最大飛行距離 | 30 km |
動作環境温度 | -10℃~40℃ |
ホバリング精度範囲 | 垂直: ±0.1 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(GNSSポジショニング使用時)水平: ±0.3 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(高精度ポジショニングシステム使用時) |
全球測位衛星システム | GPS + GLONASS + Galileo |
カメラ機能 | |
イメージセンサー | 4/3型CMOS
有効画素数:20 MP |
レンズ | FOV:84° 焦点距離:24 mm(35mm判換算) 絞り:f/2.8〜f/11 フォーカス:1 m~∞ |
ISO感度 | 動画:100〜6400(ノーマル)
800〜12800(ナイトモード) |
シャッター速度 | 電子シャッター:8〜1/8000秒 |
最大静止画サイズ | 5280×3956 |
動画解像度 | 5.1K: 5120×2700 24/25/30/48/50 fps
DCI 4K: 4096×2160 24/25/30/48/50/60/120 fps 4K: 3840×2160 24/25/30/48/50/60/120fps FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120*/200 fps |
デジタルズーム | 3倍 |
その他の機能&価格 | |
内部ストレージ | 8GB |
シンバル | 3軸メカニカルジンバル
【可動範囲】 チルト:-135°〜100° ロール:-45°~45° パン:-27°~27° 【操作範囲】 チルト:-90°〜35° |
検知システム | 全方向デュアルビジョンシステム
前方/後方/側方/上方/下方 |
映像伝送 | システム:DJI O3+
品質:1080p/30fps、1080p/60fps 距離:最大15 km 遅延:最低約120 ms |
価格 | 216,700円〜252,670円 |
2022年11月2日に発売された「DJI Mavic 3 Classic」の特徴を解説します。
DJIのフラッグシップ機としてラインナップされているのですが、主な特徴としては以下の6点が挙げられます。
①Hasselblad設計の高性能カメラを搭載
②最大5.1Kの高解像動画の撮影が可能
③ナイトショットモードで低照度環境でもクリアな撮影ができる
④全方向障害物検知で安全な飛行を実現
⑤最大46分の長時間飛行に対応
⑥パワフルな伝送機能
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
Hasselblad製の高性能カメラを搭載
DJI Mavic 3 Classicに搭載されたカメラはHasselbladが手がけたもので、コンパクトながらハイクオリティな映像を実現します。
20MPの画素数やf/2.8〜f/11という幅広い絞り値など、シャッターボタンを押すだけで鮮やかかつナチュラルな色合いが再現されるので、撮影後の編集も不要です。
最大5.1Kの高解像動画の撮影が可能
動画撮影機能では、最大5.1Kの高解像度による撮影が実現されており、細部に渡ってクリアに写すことでリアルな映像を表現します。
最大120fpsによる滑らかな撮影にも対応しているため、スローモーションでダイナミックな動画も作成できます。
ナイトショットモードで低照度環境でもクリアな撮影ができる
ナイトショットモードを使えば、夜明けや夕暮れ時といった照度が足りない環境でも、ノイズを減らしながらクリアな映像を撮影します。
高精細なカメラ機能にナイトショットモードを合わせれば、どんな環境でも美しい景色を逃さず捉えられるでしょう。
全方向障害物検知で安全な飛行を実現
障害物センサーについては、上下左右前後全ての方向から検知ができるため、どのような障害物に対しても素早く回避します。
操縦経験の浅いパイロットでも安全を確保しながら飛行できますし、複雑な飛行による撮影を行うときも安心です。
最大46分の長時間飛行に対応
DJI Mavic 3 Classicは、最大46分もの飛行時間に対応したバッテリーが搭載されています。
これだけ長時間飛行ができるのであれば、バッテリー残量を気にする必要もありませんし、バッテリー交換での時間ロスを減らせるでしょう。
パワフルな伝送機能
ドローンで撮影した映像を最大1080p/60fpsという高クオリティで伝送できるのも大きなメリットです。
伝送距離も長く、遅延も少ないのでドローンで撮影を行いながらライブ映像を配信するといった使い方にも対応できますし、画面を見ながらの操作にも支障が出ません。
「DJI Mavic 3 Classic」と「DJI Mavic 3」「DJI Mavic 3 Cine」を比較
「DJI Mavic 3 Classic」と前モデルの「DJI Mavic 3/3 Cine」を比較していきます。
まずはスペック表から見ていきましょう。
モデル名 | DJI Mavic 3 Classic | DJI Mavic 3/3 Cine |
離陸重量 | 895 g | 3:895 g
3 cine:899 g |
サイズ | プロペラなし:221×96.3×90.3 mm
プロペラあり:347.5×283×107.7 mm |
プロペラなし:221×96.3×90.3 mm
プロペラあり:347.5×283×107.7 mm |
最大上昇速度 | 8 m/s | 8 m/s |
最大下降速度 | 6 m/s | 6 m/s |
最大飛行時間 | 46分 | 46分 |
最大ホバリング時間 | 40分 | 40分 |
最大飛行距離 | 30 km | 30 km |
動作環境温度 | -10℃~40℃ | -10℃~40℃ |
ホバリング精度範囲 | 垂直: ±0.1 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(GNSSポジショニング使用時)水平: ±0.3 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(高精度ポジショニングシステム使用時) |
垂直: ±0.1 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(GNSSポジショニング使用時)水平: ±0.3 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(高精度ポジショニングシステム使用時) |
全球測位衛星システム | GPS + Galileo + BeiDou | GPS + Galileo + BeiDou |
カメラ機能 | ||
イメージセンサー | 4/3型CMOS
有効画素数:20 MP |
4/3型CMOS
有効画素数:20 MP |
レンズ | FOV:84° 焦点距離:24 mm(35mm判換算) 絞り:f/2.8〜f/11 フォーカス:1 m~∞ |
FOV:84° 焦点距離:24 mm(35mm判換算) 絞り:f/2.8〜f/11 フォーカス:1 m~∞ |
ISO感度 | 動画:100〜6400(ノーマル)
800〜12800(ナイトモード) |
動画:100〜6400(ノーマル)
800〜12800(ナイトモード) |
シャッター速度 | 電子シャッター:8〜1/8000秒 | 電子シャッター:8〜1/8000秒 |
最大静止画サイズ | 5280×3956 | 5280×3956 |
動画解像度 | 【H.264/H.265】
5.1K: 5120×2700 24/25/30/48/50 fps DCI 4K: 4096×2160 24/25/30/48/50/60/120 fps 4K: 3840×2160 24/25/30/48/50/60/120fps FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120*/200 fps |
【Apple ProRes 422 HQ】
5.1K:5120×2700 24/25/30/48/50fps DCI 4K:4096×2160 24/25/30/48/50/60/120*fps 4K:3840×2160 24/25/30/48/50/60/120*fps ※3 Cineのみ
【H.264/H.265】 5.1K: 5120×2700 24/25/30/48/50 fps DCI 4K: 4096×2160 24/25/30/48/50/60/120 fps 4K: 3840×2160 24/25/30/48/50/60/120fps FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120*/200 fps |
デジタルズーム | 3倍 | 4倍 |
望遠カメラ | ー | 対応 |
その他の機能&価格 | ||
内部ストレージ | 8GB | 3:8GB
3 cine:1TB |
シンバル | 3軸メカニカルジンバル
【可動範囲】 チルト:-135°〜100° ロール:-45°~45° パン:-27°~27° 【操作範囲】 チルト:-90°〜35° |
3軸メカニカルジンバル
【可動範囲】 チルト:-135°〜100° ロール:-45°~45° パン:-27°~27° 【操作範囲】 チルト:-90°〜35° |
検知システム | 全方向デュアルビジョンシステム
前方/後方/側方/上方/下方 |
全方向デュアルビジョンシステム
前方/後方/側方/上方/下方 |
映像伝送 | システム:DJI O3+
品質:1080p@30fps、1080p@60fps 距離:最大15 km 遅延:最低約120 ms |
システム:DJI O3+
品質:1080p@30fps、1080p@60fps 距離:最大15 km 遅延:最低約120 ms |
価格 | 216,700円〜252,670円 | 287,760円〜 |
スペックを比較した上での主なポイントとしては以下の4点です。
①DJI Mavic 3/3 Cineには望遠カメラが搭載されている
②DJI Mavic 3 Cineは「Apple ProRes 422 HQ」による撮影が可能
③DJI Mavic 3 Cineには1TBの内部ストレージがある
④DJI Mavic 3 Classicは送信機のオプションが柔軟に選べる
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
DJI Mavic 3/3 Cineには望遠カメラが搭載されている
DJI Mavic 3 Classicには望遠レンズが付属していません。
望遠レンズを使うと遠くにある被写体をズームで確認しながら構図などを決めることもできますし、動物を撮影する際も近づきすぎずに済みます。
望遠レンズが不要な場合はその分安く買える「DJI Mavic 3 Classic」がおすすめです。
DJI Mavic 3/3 Cineで使われている望遠レンズのスペックは以下の通りです。
望遠レンズのスペック | |
センサー | 1/2インチ CMOSセンサー |
シャッター速度 | 電子シャッター:2~1/8000秒 |
レンズ | FOV:15° 35 mm判換算:162 mm 絞り:f/4.4 フォーカス:3 m〜∞ |
ISO感度 | 動画:100〜6400 写真:100~6400 |
最大静止画サイズ | 4000×3000 |
動画解像度 | H.264/H.265 4K:3840×2160@25/30/50fps FHD:1920×1080@25/30/50fps |
デジタルズーム | 4倍 |
DJI Mavic 3 Cineは「Apple ProRes 422 HQ」による撮影が可能
DJI Mavic 3 Cineでは「Apple ProRes 422 HQ」による撮影に対応しています。
「Apple ProRes 422 HQ」は、コーデックの一種で映像の品質を維持しながらも、編集処理を素早くできるというメリットがあります。
高画質で撮影した動画を編集するために圧縮すると劣化を招いてしまうのですが、Apple ProRes 422 HQであれば品質維持と編集の軽さを両立できます。
なので、ハイクオリティな空撮映像を編集して映像作品を制作する方向けの機能と言えるでしょう。
DJI Mavic 3 Cineには1TBの内部ストレージがある
DJI Mavic 3 Cineには1TBの内部ストレージ(SSD)が搭載されています。
撮影した映像素材が増えても大丈夫な設計になっており、高画質で撮影した映像データを素早くパソコンなどに転送して編集を行うという流れもスムーズにできます。
DJI Mavic 3 Classicは送信機のオプションが柔軟に選べる
DJI Mavic 3 Classicは公式ショップだと「機体のみ」「送信機付(DJI RC N1ディスプレイ無」「送信機付(DJI RCディスプレイ有)」の3つから選べます。
DJI Mavic 3だと機体のみの購入はできずディスプレイなしの送信機が付いたセットが基本です。
そのため、ディスプレイ有の送信機が必要な方にとっては別途購入の必要があります。
まとめ
2022年11月2日に発売されたDJI Mavic 3 Classicについて紹介しました。
前モデルとの比較を踏まえた上でまとめると、基本性能は引き継ぎながらも人によっては不必要な機能を削ぎ落とすことで価格を抑えたモデルと言えるでしょう。
価格差としては5万円程度で、主な違いは望遠レンズの有無なのでDJI Mavic 3 Classicで価格を抑えることも可能になります。
DJI Mavic 3 Cineについてはプロ向けの映像制作をする方にとって必要な機能が搭載された機体なので、DJI Mavic 3 Classicとは方向性が異なるでしょう。
今回の記事を参考にして、どのフラッグシップモデルを選ぶか決めてみてください。
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