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ドローンを使った仕事には何がある?始めるにはどうしたらいいの?
2022年12月にドローンに関連する法整備が実施されたことで、将来的なドローンの活用拡大に向けた体制が実現されつつあります。
そんな中で「ドローンを使った仕事に就きたい」と思っている人は多いのではないでしょうか。
将来的に市場が拡大することが予想されていますし、今のうちに操縦スキルを身につけておけば主業または副業としてさまざまな活躍が可能になるでしょう。
今回の記事では、気になるドローンを使った仕事について紹介していきます。
ドローンを使った仕事にはどんなものがあるのか気になる方は参考にしてみてください。
ドローンを使った仕事は主に2つ
ドローンを使った仕事については大きく分けて以下の2つが挙げられます。
①ドローン操縦者
②ドローンエンジニア
では、それぞれの仕事について詳しくみていきましょう。
①ドローン操縦者
「ドローンを使う仕事」と言われて真っ先にイメージするのがこの「ドローン操縦者」ではないでしょうか。
ドローンを実際に飛行させて、撮影や測量、農薬散布などさまざまな業務を遂行するのが仕事になります。
業務をこなすための操縦スキルはもちろん、安全対策や法律に関する知識も身につけなければなりません。
②ドローンエンジニア
ドローンエンジニアは、ドローンを開発する側の仕事です。
機体の設計や制御プログラムなどを利用ニーズに応じて作り上げていきます。
将来的に物流分野やセキュリティ分野で高度なテクノロジーの導入が必要になるため、こちらの需要も高くなると考えられます。
こちらの仕事の場合は、ドローンに限らない航空・電子工学やプログラミングといった高度な知識が求められます。
ドローンを使った仕事を9つ紹介
では、ドローンを使った具体的な仕事を紹介していきます。
主な仕事としては以下の9つが挙げられます。
①空撮カメラマン
②農薬散布
③インフラ・建築物点検
④環境調査
⑤測量
⑥災害救助
⑦ドローン使った商業演出
⑧ドローンプログラマー
⑨ドローンスクールの講師
それぞれどのような仕事なのか詳しくみていきましょう。
①空撮カメラマン
「空撮カメラマン」は、ドローンに搭載したカメラを使って自然風景などの写真や映像を撮影するカメラマンです。
「ドローンを使った仕事=空撮カメラマン」という程、花形の職種ではありますし、個人で空撮を行なってYoutubeなどに映像を投稿するだけでなく、行政やテレビ、広告分野などから依頼を受けて空撮を行うカメラマンも増えています。
ドローンならではのダイナミックな視点を活かした映像が撮影できるため、今後さまざまな演出で需要がある分野です。
ただし、空撮カメラマンとして生計を立てるには、高い操縦技術と撮影センスが求められますし、競争率の高い分野でもあります。
②農薬散布
ドローンに農薬が入ったタンクを積載して、飛行させながら散布を行なっていく仕事です。
農作業の省力化やコスト削減を実現しながら、高齢者問題が深刻な農業分野において人手不足問題の解決にも貢献しています。
小回りの効く飛行も可能で無駄なく均一な農薬散布が可能ですし、操縦しながら散布するだけでなく、プログラムによって決められたルートを自動飛行させながら散布するという形もあります。
③インフラ・建築物点検
インフラ設備や建築物の点検業務をドローンによって行うことができます。
搭載したカメラによって簡単に異常の点検ができますし、赤外線カメラによって肉眼では判別できない異常についても検知が可能です。
点検するのが危険な場所でも足場を組んだり、事故リスクを犯したりといった必要がなくなるため、業務全体の効率性や生産性が飛躍的に向上します。
④環境調査
ドローンを海洋調査や生態調査などの研究に活用することも可能です。
決められたルートを飛行させながら撮影したデータを解析する定点観測もできますし、効率的な調査が可能なので変化にも即座に反応できるでしょう。
⑤測量
土木・建築業界では測量業務にドローンを活用する機会が増えています。
ドローンを使って地形のデータを撮影して、素早く3Dモデルが撮影できるようになっているため、従来の方法よりも効率よく業務が進められます。
測量分野に関してはドローンの操縦技術に加えて、3Dモデルに関する技術の他に「測量士」としての資格が必要なケースもあります。
⑥災害救助
ドローンを活用して災害発生地の調査や救助活動、物資支援などを行うことができます。
人が入れない危険な場所でも災害活動が可能ですし、災害が発生してからすぐに飛ばせて情報が収集できるため、1分1秒を争う救助活動においても被災者の生存率を高められるでしょう。
今後法整備によって活用の幅が広がる分野の1つでもあります。
⑦ドローン使った商業演出
ドローンを使った演出はエンターテイメント分野でも高い需要があります。
2021年に行われた東京五輪ではドローンを使った大規模な演出が注目を集めました。
大規模イベントやライブ・コンサートなど、さまざまな分野でドローンを使った演出が求められていくことが予想されます。
⑧ドローンプログラマー
ドローンプログラマーは、ドローンを手元のコントローラーで操縦するのではなく、事前にプログラミングを組んで自律飛行をさせる仕事を行います。
農薬散布や点検業務などで決められたルートを自律飛行させるためのプログラムを組むだけでなく、強風や障害物など飛行中のさまざまな事態を想定したプログラミングが求められます。
⑨ドローンスクールの講師
ドローンの活用が拡大されドローン操縦者の需要が高めれば、ドローンスクールの講師の需要も増してくるでしょう。
ドローンインストラクターなどの資格もありますし、ドローン操縦者の需要が拡大するほど必要となる職種でもあります。
将来的に実現しそうなドローンを使った仕事は?
2022年12月からドローンに関連する新制度が施行されたことで、「目視外かつ有人地帯での飛行」(通称レベル4飛行)の実現に向けた動きが本格化されています。
その中で将来的に実現しそうなドローンの活用法というのもあります。
これまで技術的な問題や安全性、法律面が原因で実現が難しかったのですが、今後以下のような仕事について実用化が進められると言われています。
①物流・配達
②警備・セキュリティ
③広告宣伝
では、どのような仕事になっていくのか詳しくみていきましょう。
①物流・配達
ドローンを用いた物資の運搬や拠点間の運送については実証実験の段階に入っており、レベル4飛行が法的に可能になれば実現に向けた動きも加速するでしょう。
その場合、配送で使用するドローンを管理する業務や配送用ドローンを開発する仕事に需要が生じるはずです。
さらに、離島や限界集落などへの医薬品の輸送や災害時に救援物資を送り届けるなどの活用もできるため、エンジニア側だけでなく操縦者側の需要も高くなるでしょう。
②警備・セキュリティ
施設の定期巡回やイベント開催時の監視といった警備・セキュリティへの活用も実現が目指されています。
これまでは目視外かつ有人地帯での飛行が難しかったのですが、ドローンの性能が向上し、安全性が高まれば実用化も可能になるでしょう。
この分野では監視ルートをプログラムする仕事やドローンが撮影した映像を解析する仕事などが想定されます。
③広告宣伝
ドローンの機体自体を広告媒体として運用するという可能性も考えられます。
機体に搭載したディスプレイなどに広告を掲載して飛行させれば、狙ったポイントに広告を表示させられるでしょう。
ドローンを使った仕事を始めるには何をすればいい?
ドローンを使った仕事はまだまだ一般化されていない部分も多いので、具体的に何から始めればいいかわからないという人も多いはずです。
操縦スキルや知識は身につけたのに仕事の探し方がわからなければ意味がありませんよね。
ここではドローンを使った仕事を始めるための手段について解説します。
①求人サイトで募集を探す
求人サイトを活用してドローン操縦者の募集を探してみましょう。
雇用形態や勤務場所、年収など細かい条件を指定して探すこともできます。
②スキルマーケットで依頼者を探す
クラウドソーシングやスキルの売買ができるマッチングサイトなどを通じて、ドローン操縦者を募集している依頼者を探すという方法もあります。
求人サイトよりも手軽に依頼を受けることができますし、主業・副業問わずさまざまな形で働けます。
③個人事業主または起業して活動する
個人事業主または起業して活動するという方法もあります。
会社に属すのではなく独立して仕事の依頼を集めることになるので、ドローンに関するスキル以上に経営者としてのスキルが求められます。
④副業や趣味からスタートする
まずは気軽に始めてみたいという場合は、副業や趣味としてドローンの仕事を得るというのもおすすめです。
クラウドソーシングを活用してみたり、ドローンで撮影した動画をYoutubeに投稿したりといったことから始めてみるのもおすすめです。
ドローンを使った仕事を始めるなら資格取得がおすすめ
ドローンを使った仕事を始めるのであれば資格取得が断然おすすめです。
独学でドローンの勉強や操縦練習をするのは可能ですが、資格を取得しておけば取引先や応募した企業に対して自身の知識やスキルを1発で証明できるため仕事が得やすくなります。
そして、2022年12月からはドローンの国家資格もスタートしており、今が取得のチャンスと言えるでしょう。
国家資格を取得することで法的に定められた所定のカテゴリでの飛行が可能になるので仕事の幅や可能性が広がるでしょう。
また、ドローンの資格として民間資格があります。民間資格はさまざまな企業や団体が独自に運営している資格で、法的な効力はありませんが知識や操縦スキルの証明にはなります。
例えば、ドローンスクール千葉幕張では、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)が運営している民間資格「回転翼三級」が取得可能なコースを開講しています。
民間資格に興味が無くても国家資格の前に取得しておくことで、国家資格取得時に受講する登録講習機関にて「経験者」として扱われ、受講時間が大幅に短縮され費用も安くなります。
国家資格をのみを取得するよりめ先に民間資格を取得した方がメリットが多いため取得する際には民間資格が先と覚えておきましょう。
この内容にちついてはこちらの記事で詳しく紹介しているので気になった方はこちらもご覧ください。
「ドローンの国家資格を取る前に民間資格を取らないと損する理由について」
まとめ
ドローンを使ったお仕事について紹介しました。
既に実用化されている活用法もあれば、今後活用の幅が広がる中で実現される仕事もあります。
ドローンを使った仕事に就きたい場合は、さまざまな飛行形態が可能になる国家資格の取得がおすすめです。
さらに、国家資格を有利に取得するために、民間資格を先に取得しておくといいでしょう。
ドローンを使った仕事についてや、仕事ができるようになるまでを紹介しましたが、もっと詳しく聞きたい方や気になる方は是非ドローンスクール千葉幕張で毎日開催している無料の体験会にぜひご参加ください。
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