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お知らせ

災害時の「空の目」を実演! 令和7年度市原市総合防災訓練に参加しました

2025年11月2日(日)、辰巳台中学校(中央会場)をはじめ市内各所で開催された「令和7年度 市原市総合防災訓練」に、私たちドローンスクール千葉幕張も昨年度に続き参加いたしました。

当スクールは、市原市と「災害時等における無人航空機による活動協力に関する協定」を締結しています。今回の訓練参加は、この協定に基づき、災害発生時のドローン活用の有効性を関係者の皆様にご覧いただき、万が一の際の連携を確認する貴重な機会となりました。

災害現場でドローンは何ができるのか?

訓練当日、会場では多くの市民の皆様や防災関係者に対し、災害発生時におけるドローンの具体的な役割について解説させていただきました。

地震や水害が発生した直後、地上からのアクセスが困難な状況でも、ドローンは空から迅速に被害状況を把握できます。

迅速な情報収集: 道路の寸断、土砂崩れ、家屋の倒壊状況などを広範囲にわたって確認し、救助隊の的確な投入計画に役立てます。

孤立地域の捜索: 陸路が絶たれた地域に取り残された人がいないか、空から捜索します。

安全なルート確保: 救助隊や支援物資を運ぶための安全なルートを空から見つけ出します。

赤外線カメラが「見えない」要救助者を発見する

今回のデモンストレーションでも、「赤外線(サーマル)カメラ」を搭載したドローンの実演飛行です。
雨風の中でも飛ばせるマトリス300という機体を飛行させました。

災害は昼夜を問いません。夜間の捜索や、煙・粉塵(ふんじん)で視界が効かない状況下では、人間の目や通常のカメラでは要救助者を見つけ出すことは極めて困難です。
しかし、赤外線カメラは「熱」を感知します。

デモンストレーションでは、障害物の陰や視界の悪い場所にいる人を、ドローンが上空から赤外線カメラで捉え、救助者を早期発見する様子をモニターに映し出しご覧いただきました。

「こんな状況でも、人がいるのがハッキリわかるのか!」

会場からは驚きの声が上がり、災害現場におけるドローンの「目」が、どれほど人命救助の迅速化に貢献できるかを具体的にご理解いただけたかと思います。

地域の安全・安心のために

今回の市原市総合防災訓練への参加は、私たちドローンスクール千葉幕張にとっても、日頃培った技術が実際の防災活動にどう貢献できるのかを再確認する、非常に有意義なものとなりました。

災害はいつ起こるかわかりません。 私たちは、こうした最先端のドローン技術を扱える高度なパイロットを一人でも多く育成すること、そして、いざという時には協定に基づき、訓練で培った連携を活かして地域社会の安全・安心に貢献することを今後も目標とし活動を行っていきます。

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