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許可不要で飛ばせる100g未満のドローンでオススメは?
ドローンの免許制度(国家資格)が始まり、ドローンは免許が無ければ飛ばせないと思う方が多いのではないでしょうか。
しかし、ドローンの機体重量が100g未満であれば、航空法による規制対象外になることから目視外飛行などが許可無しで可能(免許不要)となる上に、機体登録の必要がないため購入してからすぐに飛ばすことができます。
さらに値段も安いドローンが多いため、初めての方や気軽に操縦の練習をしたい場合にもおすすめです。
今回の記事では、そんな100g未満でおすすめのドローンを紹介します!
これからドローンを始めてみたい方や練習用のドローンをお探しの方は参考にしてみてください。
100g未満のドローンを使うメリットは?
100g未満のドローンを使うメリットとしては以下の4点が挙げられます。
①航空法の規制の対象外で飛行の自由度が高い
②ドローン登録義務の対象外
③価格が安く練習機として最適
④家の中でも気軽に飛ばせる
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
①航空法の規制対象外で飛行の自由度が高い
ドローンを飛行させる際には、さまざまな法律を遵守しなければなりません。
飛行を規制する法律の中で代表的なのが「航空法」なのですが、航空法の対象は「機体重量が100g以上のドローン」になっているため、100g未満の機体は法規制の対象外です。
航空法では以下のような「特定飛行」の規制をしているのですが、100g未満の機体だと特定飛行に該当する飛行を行ったとしても罰則が科せられることはありません。(※法規制に関係なく安全には十分に配慮しなければなりません)
また機体重量の100g未満の定義については、「ドローン本体」と「バッテリー」の合計重量が100g未満となっております。つまり、本体の重量が100g未満でも、バッテリーを付けて100gを超えてしまったら航空法の対象となるので注意しましょう。
※プロペラガードやランディングギアなどの工具なしで取り外し可能なパーツや付属品などは機体重量にカウントされないので付けて100gを超えてしまっても問題ありません。
FPVドローンなど自作ドローンの場合はカメラやVTXを付けなくても飛行自体は可能なので、同じく100gにはカウントされません。
【特定飛行に該当するもの】
飛行する空域 | ・空港などの周辺
・人口集中地区の上空 ・150m以上の上空 ・緊急用務空域 |
飛行の方法 | ・夜間での飛行
・目視外での飛行 ・人または物件との距離を確保できない飛行(半径30m) ・催し場所上空での飛行 ・危険物の輸送 ・物件の投下 |
もちろんドローンを飛ばす上で遵守すべき法律やルールは数多くありますが、航空法の対象外というだけでも飛行の自由度が高まります。
とくに、人または物件との距離を確保できない飛行(半径30m)や目視外での飛行はドローンの性能を活かし、気軽に飛ばすためにも厄介な法律になるため100g未満のドローンによってそれを気にせずに飛ばせるの大きなメリットでしょう。
②ドローン登録義務の対象外
2022年6月20日からドローンの登録義務制度がスタートしました。
こちらの制度では、100g以上のドローンの登録が義務付けられており、未登録のドローンは飛行させることができなくなりました。
未登録の機体を飛行させると航空法に基づく罰則が科せられるのですが、100g未満の機体は登録制度の対象外なので、何も気にする必要はありません。
登録せずに飛ばせることから購入してすぐに飛ばせるのも大きなメリットです。
③価格が安く練習機として最適
100g未満のドローンは一般的に「トイドローン」と呼ばれており、価格がリーズナブルで購入しやすいという特徴があります。
機体が安く、万が一墜落して故障したとしても被害が少ないため、ドローン初心者の方で操縦の練習をじっくりしたい人にも向いています。
安価であるが故の特徴として高価なドローンより機体が安定しません。
しかしそれがドローンの練習になり、安定したドローンと比べてとても良い練習になります。
ドローンの国家資格ではATTIモードというGPSや安全機能を切った状態で飛行させる試験があるのですが、安価なドローンはそのATTIモードに近い操作感となるためドローンの国家資格を検討されている方や、まさに練習中の方にはオススメです。
いきなり10万円以上するドローンを購入しても上手く操縦できずに墜落や衝突のリスクがありますし、練習機にするには安定しすぎて逆に上達しにくい可能性もあります。
高価なドローンを飛行させるのは、十分な操縦技術が身についてからにすべきなので、まずは100g未満のドローンによる練習から始めて感覚を掴んでみましょう。
④家の中でも気軽に飛ばせる
トイドローンは「おもちゃ」ドローンということで家の中でも気軽にとばせます。プロペラガードが搭載されているドローンであれば家の中で飛ばしても安全です。
屋外での飛行が難しい方も多いと思いますが、トイドローンであれば自宅で手軽にドローンが楽しめます。
100g未満のドローンは軽量であるため衝突しても衝撃が小さく、人や物にとっても安心です。
さらにほとんどのトイドローンではプロペラとの接触を避けるためのプロペラガードが付属しているので大きな事故につながる恐れもありません。
なので子供と一緒に遊んでみるのも面白いかもしれません。
100g未満のドローンのデメリットは?
100g未満のドローンのデメリットとしては以下の3点が挙げられます。
①外で飛ばすと風の影響を受けやすい
②飛行時間が短い
③カメラ機能は物足りない
トイドローンで操縦の感覚を掴んだら、上記のデメリットを解消するために本格的なドローンを購入してみましょう。
①外で飛ばすと風の影響を受けやすい
100g未満のドローンは機体重量が軽いため、屋外で飛行させると風に煽られて不安定になる可能性が高いです。
風の影響を受けやすく、飛行姿勢をキープをするのも難しいですし、自動ホバリングや障害物回避といった高度な機能が備わっているものは少ないので、墜落や衝突といったリスクがあります。
そのため、トイドローンを飛ばすときには、その日の天候や風の強さを事前に調べて周囲の安全を確認してからにしましょう。
②飛行時間が短い
トイドローンには、小型のバッテリーしか搭載されていないため、飛行時間は短くなってしまいます。
最大でも10分〜15分程度の飛行しかできず、遊びでドローンを飛ばすのには物足りなさを感じるかもしれません。
トイドローンを飛ばす際には、予備のバッテリーを複数準備して、バッテリーを交換しながら長く遊べるようにしてください。
予備のバッテリーについては一つ300円~2500円くらいと幅はありますが、6個入りで2000円くらいの物など安価なバッテリーが多いので買いやすいのも特徴です。
③カメラ機能は物足りない
トイドローンにはカメラ機能が備わっていないものも多いですし、あってもスペックがそこまで高くないため物足りなさを感じるかもしれません。
高額なドローンのように空撮をするために設計されているわけではないため、写真や動画の質については妥協してください。
あくまで「飛ばすのを楽しむ」が主目的になるので、まだ空撮やFPVを体験したことのない方にはオススメです。
100g未満のドローンでも遵守しなければならない法規制
100g未満のドローンは航空法の対象外ではあるものの、その他の法律については規制の対象に含まれるため、利用前に確認しなければなりません。
ここでは、100g未満のドローンでも遵守しなければならない法規制を解説します。
①小型無人機等飛行禁止法
小型無人機等飛行禁止法は、国の重要施設などやその周辺上空におけるドローンの飛行を禁止する法律です。
航空法のような機体重量ごとの扱いの違いはなく、全てのドローンが規制の対象になります。
法律で定められている飛行禁止の重要施設は以下の通りです。
・国の重要な施設等:国会議事堂、内閣総理大臣官邸、最高裁判所、皇居等 、危機管理行政機関の庁舎
・対象政党事務所
・対象外国公館等
・対象防衛関係施設(令和元年改正で追加)
・対象空港(令和2年改正で追加)
・対象原子力事業所
・空港
この他にもG20国際会議など大規模イベントなどで会場周辺に法律が適用されて、ドローンの飛行が禁止されるケースもあります。
小型無人機等飛行禁止法について詳しく知りたい方は警視庁の以下のページを参考にしてください。
「小型無人機等飛行禁止法関係」
②都道府県の条例
法律だけでなく都道府県で制定されている条例も確認しなければなりません。
条例によって該当場所で禁止されている場合、法律で禁止されていないくてもドローンを飛ばしてはいけません。
ドローンに関連する主な条例としては以下のものが挙げられます。
都道府県 | 条例名 | 概要 |
東京都 | 都立公園条例 | 知事は、都市公園の管理のため必要があると認めるときは、都市公園の使用を制限することができる。 |
千葉県 | 千葉県都市公園条例 | 千葉県内の県立都市公園でのドローンの使用が禁止されている |
千葉県 | ひこうきの丘の設置及び管理に関する条例 | 千葉県芝山町の「ひこうきの丘」の区域内でドローンを使用するのは禁止 |
神奈川県 | 相模原市都市公園条例 | 市営公園では「危険を生じさせる恐れのある行為または他人に迷惑を及ぼす行為をすること」が禁止されており、ドローン飛行もこれに該当する |
このように特定の場所や施設での飛行を禁止しているものがほとんどです。
ドローンを飛ばそうと思っている場所が条例の対象になっていないか確認しましょう。
③土地所有者や施設管理者が定めるルール
法律や条例に関係なく、土地所有者や施設管理者がドローンの飛行を禁じている場合も飛ばすことはできません。
最終的に土地所有者や施設管理者の許可を得なければドローンの飛行はできないので注意してください。
このためドローンを飛ばす際には、法律と条例を確認した上で飛行場所の管理者または所有者に問い合わせる必要があります。
100g未満でおすすめのドローンを紹介
100g未満でおすすめのドローンを紹介していきます。
今回ピックアップしたのは以下の5商品です。
①Ryze Tech Tello
②ポテンシックA20
③ホリトンHT02
④ホーリーストーンHS340
⑤ホーリーストーンHS170
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
①Ryze Tech Tello
Ryze Tech Telloは、DJIとintelがタッグを組んで開発された教育向けのトイドローンです。
コンパクトな機体ながらもFPV機能や手投げテイクオフなど充実したスペックが魅力ですし、720pによる動画撮影にも対応しています。
さらに、プログラムによる自律飛行も可能なので、子供にプログラミングの基礎を教えるのにもぴったりです。
また、Ryze Tech Telloは、ドローンスクール千葉幕張でも取り扱っているおすすめのドローンなので、ぜひ手にとって体験してみてください。
機体重量 | 約80 g |
サイズ | 98×92.5×41mm |
飛行時間 | 13分 |
カメラ | 画素:2592×1936
動画:HD720p30 |
飛行機能 | ・FPV機能
・手投げテイクオフ ・宙返り ・自動飛行 |
価格 | 12,980円 |
②ポテンシックA20
Potensic A20は、リーズナブルな価格かつ軽量なトイドローンで、初めてドローンを触る方にぴったりです。
飛行時間は短いもののバッテリーが3個付属しているので、交換しながら長く遊べるのも魅力となっています。
ホバリングやワンキー離陸/着陸など、基本的な飛行機能があるのでドローン操作の基礎を手軽に学ぶのにもおすすめです。
機体重量 | 22g |
サイズ | 66×66×37mm |
飛行時間 | 10~15分(3個の合計時間) |
画素数 | ー |
飛行機能 | ・ホバリング機能
・ワンキー離陸/着陸 |
価格 | 4,500円 |
③ホリトンHT02
Holyton HT02は、軽量でプロペラガードが搭載されているため家の中で飛ばしても安全なのが魅力です。
バッテリーが3個付属しており、最大24分の飛行に対応しているため、1回の充電でしっかりと練習できます。
コントローラー(プロポ)の中にドローンも収納できるので持ち運びや保管にも便利です。
ワンキーリターンやホバリングなど、初心者でも扱いやすい飛行機能が備わっているので小型ながらも必要な機能は兼ね備えています。
価格も3000円以下と比較的安いのでとりあえず、ドローンに触れてみたいという方にはオススメです。
機体重量 | 19g |
サイズ | 115×80×45mm |
飛行時間 | 24分(3個の合計時間) |
画素数 | ー |
飛行機能 | ・ワンキー離陸/着陸
・ホバリング機能 ・ワンキーリターン ・3Dフリップ |
価格 | 2,990円 |
④ホーリーストーンHS340
Holy Stone HS340は、トイドローンの中でも機能が充実した本格仕様になっているのが魅力です。
さまざまな飛行機能を備えており、720pによる動画撮影が可能になっているため、お手軽に空撮が楽しめます。
飛行時間も11分まで可能になっており、付属のバッテリーが2個あるのでさらに楽しめます。
カメラ付きのドローンとしても価格はお安めで、これだけの機能性があって重量は50gと規制の対象外で使いやすいのはコスパが高いと言えるでしょう。
機体重量 | 50グラム |
サイズ | 180 x 173 x 38 mm |
飛行時間 | 約11分 |
画素数 | 1280×720P |
飛行機能 | ・ワンキー離陸/着陸
・軌跡飛行 ・3Dフリップ ・ホバリング |
価格 | 6,480円 |
⑤ホーリーストーンHS170
機体重量 | 41g |
サイズ | 135×135×40mm |
飛行時間 | 8分 |
画素数 | ー |
飛行機能 | ・ホバリング
・3段階スピード調整 ・3Dフリップ ・ヘッドレスモード ・ワンキー離陸/着陸 |
価格 | 6,080円 |
Holy Stone HS170は、最も優れている ポイントとしてドローンを操作するプロポとなっています。
この機体に付属するプロポは高額なドローンのプロポと同じように操作スティックに高さがあり、細かく繊細な動きができるようになっています。
また指が触れるスティックの先端には滑り止めがついており、手汗で滑ってしまうことを防止してくれます。
このスティックでの操作は高額なドローンと同じよな感覚になりますので、練習用の機体としてとてもオススメです。
昨年から始まったドローンの国家資格でもATTIモードで試験を科目があり、このATTIモードはGPSを切った状態で操作することからホバリングが安定せず、風に流されやすくなってしまいます。そのATTIモードがトイドローンの動きと似ているので、国家資格の練習している方に人気の機体となっています。
プロペラガードがあるので家で飛ばしても安全ですし、3段階のスピード調節機能もあるので初心者でも安心です。直感的な操作でドローンを飛ばす楽しさが体感できます
まとめ
今回は100g未満で航空法が適用されず許可不要で飛ばせるおすすめのドローンについて紹介しました。
軽量のトイドローンは練習機として最適なので、初めてドローンに触る方や操縦スキルを高めてから本格的なドローンを使いたい方におすすめです。
中には、プログラミングによる自律飛行が可能なドローンもあるので、子供の学習にもぴったりです!
今回紹介した5つのドローンの中でも筆者の一番のオススメは最後に紹介した「Holy Stone HS170」です。
今回紹介したドローンを含め筆者は様々なドローンに触りましたが、コントローラー(プロポ)が優れているので飛ばしていてストレスが無く思いのままに操作できるので個人的に一番楽しめた機体です。ドローンは空撮や仕事など様々なことに利用できますが、遊びで楽しむという要素もあるとお思います。
トイドローンは楽しむという要素を感じることができるので、触ってみてはいかがでしょうか。
ドローンスクール千葉幕張では実際にトイドローンを触れることができる他、どれを購入するか迷った際には実際に飛ばしてみることもできます。
コートの空き状況によっては購入してすぐに使い方の解説も含めて飛行させることができるのでドローンスクール千葉幕張に是非お越しください。
また、トイドローン以外にも産業用ドローンや空撮向けドローンなど様々なドローンをみることがきます(*’▽’)
当スクールではドローンの販売の他にドローンの資格取得ができる講習も行っております。
100g以上のドローンも飛ばしてみたいと思った方はぜひ毎日開催しているドローンの無料体験会へお越しください!
緊急用務空域の表記が謝っています。
『緊急用(無)空域』ではなく『緊急用(務)空域』です。
これでは緊急な用事が無い空域と勘違いされてしまいます。
国交省に申請しても許可が先ず間に合う事の無い(特例を除く)緊急な用事を務める空域なので、知識の無い方に誤解をされないように表記の修正をお願い致します。
遊び半分や何の知識も無いのに、ただただ運用したい輩が多数存在しているので修正のほど、宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
ご指摘いただいたように表記に誤りがありましたので直ちに修正いたします。