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DJI Mini 3が2022年12月9日に新発売!飛行時間が大幅UP!Mini 3 Proとの違いは?
2022年12月9日に発売されたDJI Mini 3は、お手頃な価格ながら飛行時間が大幅に向上した使い勝手の良いドローンです。
Proシリーズと比較するとカメラ性能や飛行性能はやや抑えているものの、長時間の空撮に対応しているため使いやすさは抜群です。
そんなDJI Mini 3は他の機種と比較して以下のような特徴があります。
【DJI Mini 2と比べてDJI Mini 3は…】
・機体重量はアップ(※航空法の改正で200g未満である理由がなくなった)
・飛行時間が大幅にアップ(18分→最大51分)
・ジンバルの可動域向上で様々な角度での撮影に対応
・暗い場所でもクリアな撮影ができるようになった
【DJI Mini 3 Proと比べてDJI Mini 3は…】
・飛行時間はDJI Mini 3の方が上
・障害物センサーや映像伝送システムはDJI Mini 3 Proが上
・カメラ性能は画素数、ISO感度、動画解像度などで負けている
・価格差は約35,000円
今回は新発売のDJI Mini 3について他の機種との比較を交えながら特徴を解説していきます。
DJI Mini 3のスペックを解説
飛行スペック | |
離陸重量 | 248 g |
サイズ | プロペラなし:148×90×62 mm
プロペラあり:251×362×72 mm |
最大上昇速度 | 5 m/s |
最大下降速度 | 3.5 m/s |
最大飛行時間 | 38分
(インテリジェント フライトバッテリー使用時)
51分 (インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時) |
最大ホバリング時間 | 33分
(インテリジェント フライトバッテリー使用時)
44分 (インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時) |
最大飛行距離 | 18 km
(インテリジェント フライトバッテリー使用時で、無風状態の環境で飛行速度43.2 km/hで飛行中に測定)
25 km (インテリジェント フライトバッテリー Plus* 使用時で、無風状態の環境で飛行速度43.2 km/hで飛行中に測定) |
動作環境温度 | -10℃~40℃ |
ホバリング精度範囲 | 垂直: ±0.1 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(GNSSポジショニング使用時)水平: ±0.3 m(ビジョンポジショニング使用時) ±1.5 m(GNSSポジショニング使用時) |
全球測位衛星システム | GPS + GLONASS + Galileo |
カメラスペック | |
イメージセンサー | 1/1.3インチ CMOS
有効画素数:12 MP |
レンズ | FOV:82.1° 焦点距離:24 mm(35mm判換算) 絞り:f/1.7 フォーカス:1 m~∞ |
ISO感度 | 動画:100〜3200 写真:100〜3200 |
シャッター速度 | 電子シャッター:2~1/8000秒 |
最大静止画サイズ | 4000×3000 |
動画解像度 | 4K:3840×2160 24/25/30 fps 2.7K:2720×1530 24/25/30/48/50/60 fps FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60 fps HDR:24/25/30fpsで撮影時、HDR映像の出力が可能。 |
デジタルズーム | 4K:2倍 2.7K:3倍 FHD:4倍 |
その他の機能&価格 | |
シンバル | 3軸メカニカルジンバル
【可動範囲】 チルト:-135°〜80° ロール:-135°~45° パン:-30°~30° 【操作範囲】 チルト:-90°〜60° |
検知システム | 下方のみ |
映像伝送 | システム:DJI O2
品質:720p/30fps 距離:最大6 km 遅延:最低約200 ms |
価格 | 65,120円〜132,990円 |
新発売のDJI Mini 3の特徴について解説していきます。
スペック表にはさまざまなことが書いてありますが、主なポイントとしては以下の4つが挙げられます。
①飛行時間が最大51分に進化
②機体重量249gでバッグに収納しやすい携帯性
③4K HDR動画の撮影が可能
④可動域の広いジンバルを搭載
⑤初めての方でも使いやすいシンプル機能
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
飛行時間が最大51分に進化
前モデルのDJI Mini 2では最大18分でした。
しかし、DJI Mini 3では最大飛行時間が51分※まで進化しています。
※インテリジェントフライトバッテリーPlus使用時
上位機種のDJI Mini 3 Proでも最大47分を上回る長時間飛行を実現されました。
約1時間にも迫る飛行が可能になっているため、”バッテリーの残量を気にする回数も大幅に減る”というのが大きなメリットです。
それにより、バッテリー交換などで撮影を中断するといった手間も省くことができます。
機体重量249gでバッグに収納しやすい携帯性
DJI Mini 3の機体重量は249gと非常に軽量で、折りたたむとバッグやポケットにも収納できるコンパクトさを実現しています。
前モデルのDJI Mini 2が199gで若干重たくはなっていますが、こちらは航空法の改正によって200g未満の機体も規制に対象に含まれるようになり、200g未満にこだわる必要がなくなったことが要因です。
そのため、50gの増加分だけ搭載されるスペックが進化したと考えていいでしょう。
旅をしながら空撮を楽しむといった用途でも荷物の邪魔になりません。
また、アウトドアで気軽にドローンを楽しむといった用途にもおすすめです。
4K HDR動画の撮影が可能
カメラ機能にも優れており、4K HDR動画の撮影に対応することで見たままの鮮明な映像を撮影できます。
4K画質による高精細に加えて、HDR技術が可能にするより鮮明でクリアな色合いによる撮影ができるようになりました。
夜間などの暗い場所での撮影でも、明暗部をしっかりと捉えてクリアに撮影できるため、よりクオリティの高い撮影が可能です。
”画質は良くても暗い場所で撮ると映像がボヤけ”とお悩みの方はHDR動画対応のDJI Mini 3がおすすめです。
可動域の広いジンバルを搭載
DJI Mini 3は、チルト/ロール/パンの3つの軸を備えたジンバルを搭載しています。
それぞれに広い可動域があるため、さまざまな角度からの撮影が可能です。
カメラの角度を思うままに動かせるので、アングルも工夫しながらのダイナミックでSNS映えする撮影も可能になります。
初めての方でも使いやすいシンプル機能
マニュアルによる高度な操作はもちろんですが、初めての方でも扱いやすいシンプルな機能も搭載されています。
クイックショット機能と呼ばれるもので、タップ操作を通じてさまざまなパターンの自動飛行ができます。
そのため、初めのうちは自動飛行を使いつつ慣れていき、他の機能を使っていくのも良いかもしれません。
【対応する自動飛行】
ドローニー/サークル/ヘリックス/ロケット/ブーメランなど
さらに、撮影した映像を素早くスマホに転送してSNSにアップするといった使い方もスムーズになりました。
「DJI Mini 3」と「DJI Mini 3 Pro」を比較
DJI Mini 3と上位機種のDJI Mini 3 Proを比較して行きます。
まずはスペック表をみていきましょう。
機種 | DJI Mini 3 | DJI Mini 3 Pro |
離陸重量 | 248 g | 249 g |
サイズ | プロペラなし:148×90×62 mm
プロペラあり:251×362×72 mm |
プロペラなし:145×90×62mm
プロペラあり:251×362×70mm |
最大上昇速度 | 5 m/s | 5 m/s(Sモード) 3 m/s(Nモード) 2 m/s(Cモード) |
最大下降速度 | 3.5 m/s | 5 m/s(Sモード) 3 m/s(Nモード) 1.5 m/s(Cモード) |
最大飛行時間 | 38分
(インテリジェント フライトバッテリー使用時)
51分 (インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時) |
34分
(インテリジェント フライトバッテリー使用時)
47分 (インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時) |
最大ホバリング時間 | 33分
(インテリジェント フライトバッテリー使用時)
44分 (インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時) |
30分
(インテリジェント フライトバッテリー使用時)
40分 (インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時) |
最大飛行距離 | 18 km
(インテリジェント フライトバッテリー使用時で、無風状態の環境で飛行速度43.2 km/hで飛行中に測定)
25 km (インテリジェント フライトバッテリー Plus* 使用時で、無風状態の環境で飛行速度43.2 km/hで飛行中に測定) |
18 km
(インテリジェント フライトバッテリー使用時で、無風状態の環境で飛行速度43.2 km/hで飛行中に測定)
25 km (インテリジェント フライトバッテリー Plus* 使用時で、無風状態の環境で飛行速度43.2 km/hで飛行中に測定) |
動作環境温度 | -10℃~40℃ | -10℃~40℃ |
ホバリング精度範囲 | 垂直: ±0.1 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(GNSSポジショニング使用時)水平: ±0.3 m(ビジョンポジショニング使用時) ±1.5 m(GNSSポジショニング使用時) |
垂直: ±0.1 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(GNSSポジショニング使用時)水平: ±0.3 m(ビジョンポジショニング使用時) ±0.5 m(高精度ポジショニングシステム使用時) |
全球測位衛星システム | GPS + GLONASS + Galileo | GPS + Galileo + BeiDou |
カメラスペック | ||
イメージセンサー | 1/1.3インチ CMOS
有効画素数:12 MP |
1/1.3インチ CMOS
有効画素数:48 MP |
レンズ | FOV:82.1° 焦点距離:24 mm(35mm判換算) 絞り:f/1.7 フォーカス:1 m~∞ |
FOV:82.1° 焦点距離:24 mm(35mm判換算) 絞り:f/1.7 フォーカス:1 m~∞ |
ISO感度 | 動画:100〜3200 写真:100〜3200 |
動画:100〜6400 静止画:100〜6400 |
シャッター速度 | 電子シャッター:2~1/8000秒 | 電子シャッター:2~1/8000秒 |
最大静止画サイズ | 4000×3000 | 4:3:8064×6048 (48 MP)
4032×3024 (12 MP) |
動画解像度 | 4K:3840×2160 24/25/30 fps 2.7K:2720×1530 24/25/30/48/50/60 fps FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60 fps HDR:24/25/30fpsで撮影時、HDR映像の出力が可能。 |
4K:3840×2160 24/25/30/48/50/60fps 2.7K:2720×1530 24/25/30/48/50/60 fps FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60 fps スローモーション:1920×1080@120fps |
デジタルズーム | 4K:2倍 2.7K:3倍 FHD:4倍 |
4K:2倍 2.7K:3倍 FHD:4倍 |
その他の機能&価格 | ||
シンバル | 3軸メカニカルジンバル
【可動範囲】 チルト:-135°〜80° ロール:-135°~45° パン:-30°~30° 【操作範囲】 チルト:-90°〜60° |
3軸メカニカルジンバル
【可動範囲】 チルト:-135°〜80° ロール:-135°~45° パン:-30°~30° 【操作範囲】 チルト:-90°〜60° |
検知システム | 下方のみ | 前方/後方/下方 |
映像伝送 | システム:DJI O2
品質:720p/30fps 距離:最大6 km 遅延:最低約200 ms |
システム:DJI O3
品質:1080p/30fps 距離:最大8 km 遅延:最低約120 ms |
価格 | 65,120円〜132,990円 | 100,760円〜130,790円 |
スペックを比較した上での主なポイントとしては以下の6点です。
①DJI Mini 3の方が飛行時間が長い
②カメラ性能はDJI Mini 3 Proの方が高い
③DJI Mini 3 Proではスローモーション動画の撮影が可能
④障害物センサーに差が出ている
⑤映像伝送システムはDJI Mini 3 Proが上
⑥価格差は約35,000円
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
DJI Mini 3の方が飛行時間が長い
機種 | DJI Mini 3 | DJI Mini 3 Pro |
最大飛行時間 | 最大51分 | 最大47分 |
最大ホバリング時間 | 最大44分 | 最大40分 |
飛行時間についてはDJI Mini 3の方が4分も長く飛行できます。
DJI Mini 3は、上位機種に負けない飛行時間を実現しており、価格を抑えつつ使いやすさに特化させているといった特徴があります。
空撮を楽しむ際にバッテリー切れだけは絶対にしたくないという人に向いています。
カメラ性能はDJI Mini 3 Proの方が高い
機種 | DJI Mini 3 | DJI Mini 3 Pro |
有効画素数 | 12 MP | 48 MP |
ISO感度 | 動画:100〜3200 写真:100〜3200 |
動画:100〜6400 静止画:100〜6400 |
最大静止画サイズ | 4000×3000 | 最大8064×6048
|
動画解像度 | 4K:3840×2160 最大30 fps | 4K:3840×2160 最大60fps スローモーション:1920×1080 120fps |
DJI Mini 3も良いのですが、カメラの性能については、DJI Mini 3 Proの方が上です。
有効画素数やISO感度といった撮影スペックも高く、4Kの高精細な動画撮影においても最大60fpsという滑らかな動きを捉えられます。
映像のクオリティにこだわりたい場合にはDJI Mini 3 Proの方が向いているでしょう。
DJI Mini 3 Proではスローモーション動画の撮影が可能
DJI Mini 3 Proのみにある機能として「スローモーション動画の撮影」が挙げられます。
1080p/120fpsで細部までしっかりと滑らかに撮影した映像をスローモーションにして、一瞬の出来事をドラマチックに再現できます。
自然の風景や自動車などが走る様子など、動きのある映像をさまざまな演出で撮影したい人におすすめです。
障害物センサーに差が出ている
機種 | DJI Mini 3 | DJI Mini 3 Pro |
検知システム | 下方のみ | 前方/後方/下方 |
DJI Mini 3の障害物センサーは下方センサーのみとなっています。
障害物を検知するスペックが劣るため、ホバリング精度についても影響を与えています。
映像伝送システムはDJI Mini 3 Proが上
機種 | DJI Mini 3 | DJI Mini 3 Pro |
映像伝送 | システム:DJI O2
品質:720p/30fps 距離:最大6 km 遅延:最低約200 ms |
システム:DJI O3
品質:1080p/30fps 距離:最大8 km 遅延:最低約120 ms |
ドローンで撮影した映像を手元の画面などに伝送するシステムについては、DJI Mini 3Proが上回っています。
伝送する動画のクオリティや距離の大きさ、遅延の少なさなどの違いがあるので、強いこだわりがある場合はDJI Mini 3 Proを選んでください。
価格差は約35,000円
機種 | DJI Mini 3 | DJI Mini 3 Pro |
価格 | 65,120円〜132,990円 | 100,760円〜130,790円 |
DJI Mini 3とDJI Mini 3 Proの価格の差は約35,000円程度となっています。
機体に送信機(ディスプレイ一体型)を付属した場合の価格は以下の通りです。
・DJI Mini 3:97,570円
・DJI Mini 3 Pro:130,790円
まとめ
新発売のDJI Mini 3の特徴について解説しました。
DJI Mini 3 Proよりも長い飛行時間を実現し、コストを抑えた機種となっているため、エントリー機〜ミドルエンド機としておすすめです。
【DJI Mini 3がおすすめな人】
・これから空撮を始める方で最初の1台に悩んでいる方
・バッテリーの充電切れに悩みたくない方
・ハイエンド機種を使っていて練習用のドローンを探している方
今回の記事を参考にして、DJI Mini 3が自分に合うかどうか検討してみてください。
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