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ドローンにも保険があるって知っていた?万が一に備えて知っておこう!
ドローンを飛ばす時にはさまざまなリスクが生じます。
例えば、飛行中のドローンが建物に衝突して窓ガラスが割れてしまうといった物損事故や、機体墜落によって他人に怪我を負わせてしまうといったケースが考えられます。
事故によって損害を与えた場合、多額の損害賠償が発生する可能性もありますし、機体が故障した場合には、新しい機体の購入費用がかかってしまいます。
こういった金銭的なリスクに備えるためにも「ドローン保険」に加入しておくのがおすすめです。
今回の記事では、ドローン保険の補償内容や選び方、おすすめのサービスについて解説していきます。
1.ドローン保険とは?加入は必須なの?
ドローン保険は、ドローンを飛行させている際に生じたトラブルに対して備えられる保険商品です。
2023年1月時点の法律ではドローン保険の加入は義務化されていませんが、ドローンによって生じるリスクの大きさを考慮すると加入する必要があるでしょう。
ドローンを飛行させている以上、墜落や衝突によって人や物に損害を与える可能性は常にあると考えた方がいいですし、場合によっては多額の損害賠償が発生することもあります。
死亡事故に繋がった場合になると到底支払いが不能な金額が請求される可能性もあるので、万が一に備えるためにもドローン保険に加入しておきましょう。
2.ドローン保険の補償内容は主に2つ
ドローン保険でカバーできる補償内容としては主に以下の2つが挙げられます。
賠償責任保険 | ドローンによって他者または物に損害を与えてしまった場合に発生する損害賠償責任を補償 |
機体保険 | ドローン本体が破損・故障した場合に受けられる補償 |
では、それぞれの補償内容を詳しくみていきましょう。
賠償責任保険
賠償責任保険は、ドローンによって他者または物に損害を与えてしまった場合に発生する損害賠償責任を補償するものです。
ドローンの墜落によって怪我を負わせた場合や衝突による物損事故を起こした場合などに適用されます。
深刻な事故を引き起こしてしまうと多額の損害賠償金が発生する可能性もあるので、こちらの補償は必ず備えておくべきです。
機体保険
機体保険は、ドローン本体が破損・故障した場合に受けられる補償です。
機体の墜落や衝突による破損の他に盗難や紛失などの被害についても補償に含まれる保険もあります。
ハイエンドで高価なドローンをお使いの方で、故障による金銭的な被害が心配な人向けの保険です。
3.ドローン保険を選ぶポイントを解説
ドローン保険を選ぶ時のポイントとしては以下の4つが挙げられます。
①補償内容と補償範囲をチェックする
②「個人」か「法人・事業者」のどちらを対象にした保険か
③示談補償サービスがあるとトラブル処理がスムーズになる
④利用頻度に応じて保険期間を選ぶ
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
①補償内容と補償範囲をチェックする
ドローン保険を比較する際に重要となるポイントとしては補償される「金額」と「適用範囲」の主に2点です。
補償金額については主に賠償責任保険において最大でどれぐらいの金額までカバーできるのかをチェックしてください。
1つの目安としては「最大1億円」が補償される保険を選んでください。
ドローンによって死亡事故が生じると、数千万単位で損害賠償が発生する可能性もあるので、補償金額に余裕を持たせてください。
適用範囲についてはどういった行為で起きた被害について補償してくれるのかをチェックしていきます。
機体の破損や他者に怪我を負わせる、物を壊したなど、分かりやすい事例もありますが、例えば「人格権侵害補償」などドローンで撮影した映像についての補償があるかどうかも重要です。
②「個人」か「法人・事業者」のどちらを対象にした保険か
ドローン保険には「個人向け」と「法人・事業者向け」の2種類があります。
個人と法人・事業者の区別については少し注意が必要で、例えばドローンで空撮した映像をSNSなどに公開する場合、収益の有無にかかわらず個人利用の範囲を超えて事業用として捉えられる可能性があります。
そのため「趣味で使うから個人用の保険を選ぶ」だと、万が一の場合に保険が適用できない可能性があります。
個人利用であっても外部への公開を予定されている場合は、法人・事業者向けの保険を選ぶのが無難です。
③示談補償サービスがあるとトラブル処理がスムーズになる
ドローン保険のサービス内に「示談補償サービス」が用意されていると、事故対応などがスムーズに進められます。
示談補償サービスがあれば事故後の交渉ごとを法律や保険のプロが代行してくれるため、事務的な手間が省けるだけでなく、精神的にも楽になるでしょう。
事後対応や示談交渉を自分で全て行うのは大変ですし、相手方との交渉が難航する可能性も考えられます。
そのため、補償内容だけでなく「示談補償サービスの有無」についてもチェックしておいてください。
④利用頻度に応じて保険期間を選ぶ
「ドローン保険は確かに必要だけど、2〜3ヶ月に1回ぐらいしか飛ばさないからお金がもったいない」と思っている方も多いはずです。
確かに「年間◯円」や「月額◯円」といった料金プランのドローン保険は多いですが、ドローンを飛ばす頻度が少ない人にとっては無駄な出費と感じられるでしょう。
そういった場合には1日単位で加入できるドローン保険もおすすめです。
ドローンを使う日だけピンポイントで加入できるため無駄なく補償が受けられます。
サービスごとに契約期間が異なるので、ドローンの利用頻度に応じて自分に合ったサービスを選んでみましょう。
4.おすすめのドローン保険を紹介
ここからはおすすめのドローン保険を紹介していきます。
今回ピックアップしたのは以下の5つです。
楽天損保 | DJI | SORAPASS care | 東京海上日動 | DPAドローン総合保険 | |
保険料 | 200円/日 | 無料 | 5,000円/年 | 7,350円〜17,050円 | 無料 |
契約期間 | 1日 | 購入後1年 | 1年 | 1年 | ライセンスの有効期限と同じ |
対象 | 個人 | 個人・事業 | 個人・事業 | 事業 | 個人・事業 |
損害賠償責任 | 最大1億円 | 最大1億円 | 最大1億円 | 最大1〜10億円 | 最大1億円 |
機体保険 | なし | なし | なし | あり | なし |
①楽天損保
楽天損保 | |
保険料 | 200円/日 |
契約期間 | 1日 |
対象 | 個人 |
損害賠償責任 | 最大1億円 |
機体保険 | なし |
楽天損保では、1日単位で加入できる保険シリーズをラインナップしており、その中の1つにドローン保険があります。
1日当たり200円で最大1億円の損害賠償責任がカバーできるなど、安心の補償を受けられます。
アウトドアや家族でのお出かけなど、たまの休みにドローンで楽しむ方など利用頻度の少ない人は、こういったタイプの保険を利用する方が経済的です。
また、保険の利用で楽天ポイントが貯まりますし、楽天ポイントで保険料を支払うこともできます。
②DJI
DJI | |
保険料 | 無料 |
契約期間 | 購入後1年 |
対象 | 個人・事業 |
損害賠償責任 | 最大1億円 |
機体保険 | なし |
DJIでは、DJI製のドローンを購入した方を対象に購入から1年間無償で適用されるドローン保険があります。
保険料無料で最大1億円の損害賠償に対応できるので安心感もありますし、コスパ抜群です。
ただし、適用期間が「DJI製ドローンの購入後1年間」となっているため、その後は有償の保険を利用しなければなりません。
なお、有償タイプでは賠償責任保険と機体保険がそれぞれラインナップされています。
無償タイプよりも補償が充実していますし、補償内容や保険料によってプランが分けられているので自分に合ったものが選べます。
③SORAPASS care
SORAPASS care | |
保険料 | 5,000円/年 |
契約期間 | 1年 |
対象 | 個人・事業 |
損害賠償責任 | 最大1億円 |
機体保険 | なし |
SORAPASS careは、ドローン保険とドローン飛行支援地図サービスがセットになったサービスです。
ドローンが飛行できる場所や施設の地図が利用できるサービスに加えて、最大1億円の賠償責任に対応できる保険が利用できます。
1年契約で年額5,000円というリーズナブルさも魅力的ですし、個人用・事業用の両方をカバーできる手厚さもあります。
カバー範囲の広い手厚い補償が必要で、ドローンの利用を円滑にしてくれるサービスも利用したい方に向いています。
④東京海上日動
東京海上日動 | |
保険料 | 7,350円〜17,050円 |
契約期間 | 1年 |
対象 | 事業 |
損害賠償責任 | 最大1〜10億円 |
機体保険 | あり |
東京海上日動では、事業用のドローン利用に対する手厚い補償が用意されたサービスがあります。
3つのプランに分かれており、賠償責任についても最大1億円・5億円・10億円の3つに分かれているなど、選択肢の多様さが魅力です。
プランごとの違いとしては「追加被保険者特約」と「国外一時持ち出し危険担保特約」の有無についてのみです。
追加被保険者特約では、自分のドローンを他人に貸した際に起きた事故(※業務中)に対する補償が受けられます。
業務でドローンを利用する方でより手厚い補償が必要な方におすすめです。
⑤DPAドローン総合保険
DPAドローン総合保険 | |
保険料 | 無料 |
契約期間 | ライセンスの有効期限と同じ |
対象 | 個人・事業 |
損害賠償責任 | 最大1億円 |
機体保険 | なし |
DPAドローン総合保険は、DPAが運営する民間資格「回転翼3級」を取得することで、無料で利用できるドローン保険です。
ライセンス付帯型保険といって、資格取得と同時に加入できるようになっており、保険料無料で最大1億円までカバーできる手厚さが魅力となっています。
5.DPA回転翼3級のライセンス付帯型保険がお得でおすすめ!
ドローン保険でお悩みの方は民間資格とドローン保険がセットで得られる「.DPA回転翼3級のライセンス付帯型保険」がおすすめです。
民間資格を取得してドローンに関する知識や操縦スキルが身につけられる上に、安心の補償が受けられます。
補償は個人用・事業用の両方に対応しているため、用途に応じて補償が用意されていますし、保険料が無料なのもお得ですね。
主な保険の内容は以下の通りです。
保険内容 | 事業用途で使う方 | 事業用途以外で使う方 |
提供商品 | 施設賠償責任保険 | 個人賠償責任保険 |
保険期間 | DPAライセンスの有効期間と同じ | DPAライセンスの有効期間と同じ |
提供地域 | 日本国内 | 日本および日本国外 |
保険金支払限度額 | 1名・1事故あたり1,000万円 | 1名・1事故あたり1億円 |
免責金額 | 0円 | 0円 |
補償対象 | 本制度への加入対象者自身が、所属する法人・個人事業主(以下、被 保険者)の業務のためにドローンを操縦している間に発生した偶然な事故に より、被保険者が負う法律上の損害賠償責任を補償します。 | 本制度への加入対象者(以下、被保険者)が、趣味としてドローンを操縦 している間に発生した偶然な事故により被保険者が負う法律上の損害賠償 責任を補償します。 |
保険の適用期間はライセンスの有効期限と同じで、資格の更新を続けていれば付帯され続けます。
まとめ
今回はドローンの保険について紹介しました。
ドローンは空を飛ぶため墜落した際に人や物に損害を与える可能性があり、とても危険です。また墜落にまで至らなくても突風や操作ミスによって高速で回転するプロペラが人や物を傷つけてしまう場合もあります。
ドローンを飛ばす際には万が一のに備えて保険に加入しておくといいでしょう。
また、ドローンスクール千葉幕張では、たったの3日間でDPAの回転翼3級が取得できるコースが用意されており、資格取得と保険への加入を同時に受けることができます。
DPA回転翼3級や国家資格に関しての無料体験会を毎日開催しているので気になった方は是非ご参考ください。
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